連日、熊沢事務次官の長男殺害事件が取り上げられています。
事件なんか幾らでも回避する余地はあった。どうにでも出来たんじゃないですか?と思ってしまいました。
仮に自分だったら私生活をここまで親に面倒見てもらってたらこんなバカな反抗なんかしない。
家の一軒まで与えて貰ってるって…。
しかもこのセガレさん、一生金に困らぬ様、父親が不動産の賃貸収入迄考慮してくれてる。最高のお膳立てじゃないですか? 未来も安泰。

そもそも親父がスーパー官僚。力あり過ぎてステータス的にも敵わないんですよね。
セガレが唯一、気の毒だったのは発達障害だった事ですが…
その発達障害は真摯に受け止めるしか無い。
生まれ持った資質ってもはや運命だからね。
好きでそうなった訳じゃあ無いのは誰でも分かってるんだし。
結果的に人間なんか出来る事からやっていくしか無いのは同じですから。
このセガレ、一番悪いのはすぐアタマに血が上って逆上し出す事。それがいつも不和を生み家庭崩壊に繋がる訳だから。
変なプライドが邪魔して家族中が疲弊する。その悪いスパイラルがいけないんだよ。
いつもそれで周りをダメにしているなら、最低限の社会性だけは保って、いっそ大人しくしときゃあ良いんだって。
事件性を孕んだ資質のある性格かも知れないけど、幸い被害者のセガレは貧困家庭ではなかったじゃないか。
寧ろ裕福…豊かさは一般家庭以上に恵まれ、安定と自由度が常にあり、時間や労働力を犠牲にしなくてらならない環境では無かった筈。
セガレは少なくとも、かなりその恩恵を授かった立場だった筈。
何だかこれだけ恵まれていて、コレは無いなぁとも思いました。セガレさん…君が弁えていれば何の苦労も無く、好きな事に時間を費やせたんじゃないのかい?
何と充実した人生…ハッキリ申し上げてもっと末長く長生き出来ましたから。
人間社会の社会的事情ってのは確かに面倒で、世の常識もよく変わるし、実は親自体も子の育て方なんか実は分かっちゃいない。実験的なのよ。

与え過ぎたんですよ…。
事務次官の父…この人も実は自分の与え過ぎた事が逆効果だったなんて事すらも分かっちゃ居ないんだろうね。
確かに難しいけど与えすぎちゃあいけない。必ず我儘な暴君になるというから。

ホントに惜しいと思うのは…いくらでも悲劇を回避する術なんかあった様に思う事です…。