明けましておめでとうございます。ありきたりなご挨拶は聞き飽きてらっしゃるでしょう(笑)?そんなお約束事の何某などさぞ退屈でしょう。
今年も思いついた事を淡々と書き綴ろうかと思っています。ただそれだけです。

さて私の父は中年期のある時期に糖尿を患い、それからずっと様々な合併症と戦いながら79歳で3年前にその生涯を閉じた。

糖尿病とはちなみに贅沢な食生活により国民に蔓延し出した病気であり、現代の医学をもってしても治癒は無理だと言われている。一回なったら短命または闘病生活の始まりになる。

私の父の場合は手足の切断や失明ばかりはどうにか回避出来たのだが、晩年はかなり苦労した。
低血糖になれば意識も朦朧として突然倒れ易くもなり、私生活が全てにおいて疲れ易くもなる。
何故か父の場合は呼吸器系に失陥が増えた様に思えた。
食事の前には必ず血糖値を確認し、インスリンをうちながら更に食べる物は選ぶ。ブリなどの脂っこいモノは体調を崩す様だった。

そんな糖尿を患う父と話した事があったのは…日本人の食生活の誤りについてだった。
まず米なんだが日本人はやはり圧倒的に糖質を摂りやすい食事になっている。米自体が糖質なのですから。
コレは糖尿を生み出す大きな要因なのではないだろうか。まずコレを何とかせねばならない。
結論は雑穀の混ざった玄米が良いのではないだろうか?というもの。
食物繊維が圧倒的に多くなり、ビタミンEが多く含まれるご飯に変化する。
それに付随して玄米から生み出される毒についても語られるが、よく水に浸す事をシッカリやれば大丈夫だという説を信じている。
私に言わせれば糖質の摂り過ぎこそが糖尿を引き起こす最大の毒なのであるから。
次にオカズ。野菜中心に多く摂る。まずは野菜タップリの味噌汁。サラダ一品。または筑前煮などの煮物。無いときはせめて漬物。
肉も時には良いのだが、基本は魚中心が良い様に思う。干物。大根下ろし。
因みに日本人は戦後から次第に肉を多く摂取する様になってから、大腸癌が急激に増えたとも言うから。コレは遺伝子の事情に合っていない。
これは長年魚中心の食生活により出来た体質に合わないのだとも言われている。
あとカロリーが高過ぎるものは極力控えるべきなのだろう。

そして最も身体をダメにするのは、運動しない事にある。コレが皆がオザナリになりがちな最も重要なポイントだ。

人間はデスクワークが多くなり過ぎると、短命になり易いと澤口俊之教授が言っていた。
そんな事言われましても!になるが…
よく学者が言うお決まりの台詞の中に…
『人間は何万年と◯◯な生活を続けた◯◯があったからこそ、今の我々は◯◯になっている。』
という定説とも言える言い回し。つまり…
『日本人は何万年と身体を動かす生活を続けた生活習慣があったからこそ、今の我々は身体を動かしてようやく健康になる様に出来ている。』
身体は少し虐めた方が良いのだ。ナマクラになっても良いことなど一つも無い。

肉体労働が身体に最も良いとも言えるだろう。実際に肉体労働者には糖尿病患者は少ないというデータがある。

長い年月をかけて我々の身体はこういった体質になっている訳なのであるから、そんな遺伝子の事情には逆らえやしない。

高いモノ食っていい気になるのは愚かなのかもしれない。何故なら糖尿病、脳梗塞、大腸癌、コレらは食生活が豊かになってから突然伸び出した死亡の要因。THE 贅沢病なのだから。
もっとストイックな食事をすべきだという事になるだろう。アナタなら何をチョイスする?

暴飲暴食したって強くなんてなりはしない。
傲慢になりただ怠惰になりバカになるだけだ。
脂肪肝になり、いたずらに太ったって…ただそれは後々自分に短命として返ってくるだけの話だ。