そのうち進化のルーツという観点から、何故人間が救いを求めたり、神を創造する必要性があったのか? 
      これについてDNAの進化の遍歴を辿りながら科学的に証明されて行く事だろう。 
      だって人類の多くが神を信ずる生き方を支持したのですから。いや、失礼。情報に乏しい時代は神を渇望というレベルで必要としたのだ。
      分かっているのは…人間の起源とは野生社会不適応資質を持った類人猿から始まった種である事。 
      しかしながら創意工夫が出来たこと。つまり道具で負の資質をリカバー出来る程にはアタマは良かった。
      負の資質とは猿として生まれながらに猿として生きれない運命。木に登るのには不得手な手脚にあった。
       
      しかし負の資質を相殺出来る程の創造的な一面はあった。
      何百万年という時を経て、脳がチンパンジーの約3倍以上に肥大化する資質が既にあり、やはりSPECがあってからの進化的技や文明の順序で今に至る。 
      そのうち人間にしか見られない大脳新皮質という謎の部位が生まれるワケである。 
      しかし元々の文明的な生き物に成り得る最初の条件が野生社会不適応資質。 
      それをリカバーして来たのは紛れも無く思考出来て、創造性がある脳のSPECで無ければ、種は存続出来なかったと言われている。 
      はやはり野生からエスケイプするしか無い、免疫的にも体力的にも脆弱だった系譜だった事。 

      そして繊細になった代償にこれ程にも言葉により傷付きやすかったりもするし。
      しかし人間の進化とは野生から距離を置き続ける、そんな進化だった。創造性と野生的生命力は正に反比例する様な不思議な進化をしたのは、どうも人間だけな様だ。 
      体毛は退化し、アタマとアソコにしか毛が生えないおかしな生き物になっているしね。よくよく考えれば変な生き物なのだ(笑)。
      人間だけが他の動物には見られない不思議な進化を成し遂げた不思議な種だったのは間違いない様だ。