本来アメフト界の一流を目指していた筈が、アメフト界のみならず、社会の悪い見本に成り下がっている残念な事実が日々ニュースに新聞に取り上げられている。
人間社会はどうもそのように動いている。
人間性を欠いた行いは株を下げるだけで、残るのは汚名だけだ。
ラフプレーは糾弾されて終わりだ!こんなモノを目指しても何の意味も無い!
ただ一流を目指している方々は、そのステイタスを目指したり、守る為に…実は姑息なまたは狡猾な手を考えるという所謂イヤなヤツにあえてなる事を自ら率先してする事態に陥るというのは、もはや日常的によくある話なのではないだろうか?
見つかるまではイケイケなのだが、一度見つかると…世間がとんでもない化学変化を示し、大ごとになってしまった。
という残念な事態に。
いざ世間にその有りようが暴かれ、晒されれば、犯罪紛いな悪業を常習的にやっていた。
なんて事は実は我々の日常にもよくあります。
ある問題が立ちはだかり、恒常化すると人間はその停滞した負のジレンマから脱する為に、本来の目的の意味を見失い、グレーな手段を行使したりするのでしょう。
彼も話がこんな大ごとに発展するとは、当時、予想だにしなかっただろう…しかしそのラフプレーに学内全体の悪しき慣習が残り、そのスポーツの精神性を根幹から腐敗させる絶対許せない問題と強く思っていたのならば、コレを機に、良い落とし所を導く為にも、最後まで戦うべきだと思う。
つまりこの宮川という選手は試合に出たいが為に、ダーティーな仕事を受け入れ、監督、コーチとの許されざる悪魔の契約を結んでしまった。
いざ暴かれれば選手生命も危うくなる様な事態です。
人間が開き直って横柄になりだし、それがやがて麻痺する様な恒常化に繋がれば、やがて事態を重くみた人らによって、それは露呈していくでしょう。
スポーツの精神性を冒涜するラフプレーの推奨者が監督ですか? … 恥を知るべきだ。
宮川君は確かに加害者側だが、彼の指導者がサイコ紛いの真似をする権化である以上、今回は被害者でもあるのだ。
日大監督、コーチ陣、共に残念な想像力です。行き着いた先が『ラフプレー』だったなんて。
そもそもアメフトを目指す若い子からも、その他のスポーツ関係者からも強く糾弾されて当たり前の事です。誰からも批難される以上は絶対に歴史に名は残りません。
…少し考えたら分かる事ばかりなのに。
しかし最近はこの様な事件は多くなっていませんか?
つまり本来の生業として認知されないラフプレー、またはダーティーな仕事は、法が仮に不起訴だとしても、国民感情が許さないんですよね。
どうにか法の柵は上手く回避出来たのか?国会を長期停滞させてまで尋問された佐川さんしかり。
彼もまた立場を守る為に黙秘した。疚しい事がなければ黙秘なんかする必要が無いんですから。
何であんな事をしてしまったのか? 今頃悔やんでも悔やみきれないだろう。
鹿児島相互信用金庫も酷かった。
コレは今年の春にジワジワと発覚し出した事件。
客から預かった預金を着服し、見つからなかったからといって、一部の営業の間で常習化し、俺も私もと伝染し…気が付いたら…返せない額になっていた❗️
鹿児島相互信用金庫(稲葉直寿理事長)2001年3月~今年1月に顧客の預かり金を着服するなどの不正行為が計約1600件以上もあったと発表した。
…という前代未聞の銀行業界の根幹を揺るがす大事件。
職員計23人が関わり、不正に扱われた額は計約5億4千万円にのぼる。解雇を含め計144人を懲戒処分に。
ダーティーな仕事は必ず糾弾されます。国民感情を敵に回したら、もう取り返しがつかないくらいに大変なんですよ。
この国民感情という一線を越えたる者は…人間の中の本能である良心が許さない訳であるから、先は暗いであろう事は言うまでも無い。
故意にやったものは、そう簡単には許されないんだよ。
人間社会はどうもそのように動いている。
天網恢々疎にして漏らさず…
確かに未だ…疎だね…粗めの網だから、漏れて上手く逃げお失せる者も居る…(笑)。