それは単なる物語ではなく良き追憶へと続く道 | 良い子の学習帳

それは単なる物語ではなく良き追憶へと続く道

 



皆さん、おはこんばんちは


『止まない雨は無い、とかじゃなくて、今降っている雨が耐えられない』
幼い死神です



さて、そろそろ夏アニメが出てきましたね


画面の前の皆様は見たい作品決まりましたか??





一応、幼い死神としては


「ナイツ&マジック」
→以前友人に勧められたことがあるので



「Fate/Apocripha」
→Fateシリーズは見ておきたい&戦闘シーンが良かったので


「将国のアルタイル」
→待ってましたアニメ化!&アニメになるまで原作19巻+外伝2巻かかった



「異世界食堂」
→なろうで初期から読んでいる作品。なんか昔から知ってる作品がアニメ化して感動した



「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」
→1期よりファンです。4期まで続いて何よりも嬉しい



「天使の3P!」
小学生!



以上6作品を中心に見ていこうと思います



他にもおすすめがあれば、教えていただけると嬉しいです



 
では、画面の前の皆様も
楽しいアニメライフをお過ごしください


 

 さて、今日買ってきたのはこちら




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『少女クロノクル』
作:ハセガワケイスケ
イラスト:ゆあ
デザイン:ワタナベヒロカズ



電撃文庫7月の新刊より
「少女クロノクル」です


 
さて、画面の前の皆様にも
「お気に入りの作家さん」がいると思います


 
幼い死神にとって「ラノベ」というジャンルの中でお気に入りの作家さんというのが
この「ハセガワケイスケ」先生なのです


  

何故かと言えば幼い死神が初めて読んだラノベが
同氏の作品『しにがみのバラッド。』なのです


 


1巻の発売は2003年なので

知っている人も少なくなってしまいました


  
以前某ラノベ掲示板で話をした時も
知っている人は少なく、読んだ人はおらず
挙句の果てには「古典ですね」なんて言われてしまいました


 
ドラマCDにコミックス、アニメにドラマにまでなったんですけどねぇ……



  

幼い死神は特に6巻がお気に入りで
中学生の時は何度も読み返していたのを覚えています


 
話が逸れましたが
そんなお気に入りの作家さんだけに今回の作品も
文章がす…っと入ってくる感覚がします


 


そしてこの新刊「少女クロノクル」もその思い出の作品に似ています


 


一話ごとに登場人物の違う「短編連作」の形をとり
「あたし」「ハチマルハチ」という二人が共通の語り手として登場します
こういうの『狂言回し』っていうんでしたっけ???



 この作品は

「あたし」と「ハチマルハチ」が宇宙を往く間に話す『物語』
それを集めたお話です




しかも幼い死神の好みである

    


人間らしい「ナニか」
「ナニか」らしい人間



人間は、人間にはない完璧なモノになりたがり
完璧なモノは無駄なものが多い人間になりたがる


 

そんな『完全に不完全』である存在の描く物語が大好きなのです


    


ここ最近(でもないか)の幼い死神内ヒット作で言うと
「雨の日のアイリス」とかである


あれは是非とも読んでいただきたい


    
まぁ、そんなこんなで「少女クロノクル」は
五つの短編が重なり合って出来ています



 

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  それは
冷たい過去であったり
暖かい未来であったり
想いの終わりであったり
夢の続きであったり
生まれていく理由であったり




どれもこれもがもしかしたら「あった」かもしれない物語です


  

妙な気分で眠れない暗い夜
ふと頭に浮かんでしまった物語

 




どうしようもなく優しくて
どうしようもなく悲しくて
どうしようもなくどうしようもなくて


笑いあったと思ったら悲しくなって
それでも進んで少し休んで、後ろを振り返ったらなんにもなくて
そして足元を見たときに「あぁ」と気づく


 
ただ単純なこと
考えるまでもない代わりに考えることもしなかったこと
そんな簡単なことに『即答できなかった』物語



  

『ある日の眠っている夜に見た夢の続き』
そんな感覚を味わいたい人におすすめの作品です



       


『カタチ』を持たない『夢』
『カタチ』になる『物語』



   

是非ともお楽しみください





では、今日はこの辺で


また次の記事でお会いしましょう