2年生から通わせてる

森の小学校 とさ自由学校ですが、

今日は私が一番ガッカリしたことを書きます。







7/29 新月   宇佐町 しおかぜにて



息子が自転車に乗れるようになったとき、

すんごく嬉しかったらしく

学校まで自転車で行きたいと言った。








我が家から学校までは

およそ24キロくらいあるのかな。








24キロって結構な長距離だし

車通りの激しいところや

途中からは川沿いを走るんだけど、

スピードを出す車が多かったりするんだよね。








とくに高知は

速度オーバーで走る車が多く

パトカーも

10〜20キロの速度オーバーで走ってたりしたし、

制限速度50キロのところを

50キロで、パトカーの後ろを走行したら、

パトカーがどんどん離れて先に行っちゃったこと

4回、経験してます

移住してきたばかりの頃は

あおられてる感がハンパなくて

すげーイヤだったもん。








そんなんだから、

乗れるようになったばかりでの

息子の『学校まで乗っていきたい』という申し出に

「よし!なら、行ってきな〜(^^)/~~~」

とは即答できなかった。








けど、

『危ないから、ダメ』

『遠いいから、ダメ』

『まだ乗れるようになったばかりだから、ダメ』

『事故にあったらどうするの?』

っていう親の私の勝手な心配や恐怖で

息子のやりたい気持ち・やりたい思いを

止めてしまう・摘み取ってしまうのは、違う

と思ったのと




片道24キロ・往復48キロを完走できなければ

お話しにならないので、

「だったら土曜日に試してみたら?」と

やらせてみることにした。








息子は意気揚々と「わかった!」と返事をし

私に「(通る道の)地図を書いて」と言ってきたけど、

2年近くものあいだ

毎朝学校まで送迎したので

わかってるはず。








「地図がなきゃ行けないくらいなら、やめなさい」

そう伝えたら

「無くても、行けるかな…」と言い

記憶を頼りに行くことに決めた。








当日は、

水筒と

途中のコンビニでお昼ご飯を買うための

少しのお小遣いと、

マスク、

キッズ携帯、

ハンカチを持って、出発。








10時半過ぎに

家を出たんだったかな?








送り出してから私がやったことは

私の勝手な不安や心配する気持ちを

「息子は大丈夫。息子はきっとできる。」という

信じる気持ちにリライト(書き換え)して、

平常心で帰宅を待つこと、でした。








17時を過ぎ

辺りが暗くなってきた頃になると、

さすがに遅すぎるのと

暗い道を走る対策を講じてなかったので

(後続車にわかるようなライトを装備してなかった)

携帯に電話したら、

「今、近くのトンネルのところ」との返事。








それからまもなくして、帰宅しました。








往復しきった息子からは

『やりたかったことをやれた喜びや満足感』を

感じました。








「疲れた」とは言わなかったし

「遠いいから、もう辞める」とも言いませんでした。









行きは2時間かからずに学校へ着いたこと、

学校には誰もいなかったこと、

帰りは途中の公園で

“おひとり様デイキャンプ”を楽しんでた

担任の先生を見つけたので

ちょっとだけ一緒に過ごしてきた、と

ちょっと自慢げ&得意げに話してくれました。









私はね

正直、息子が往復完走するとは

思ってなかった。








そんなに体力があるとは思ってなかったし

キツい

つらい

シンドイ

苦しい

疲れる

面倒くさい

興味がない

といったことからは

避けて通ろうとするところがあるし

持久力もあんまり無い、と思ってたから

「もうやらない」って言うと思ってたんだよね。








1回やったら、

好奇心が満たされて 

「もうやらない」って言うと思ってた。








けど、息子の口からは

「明日から学校まで自転車で行く」でした。








そうなったら、もう

私も迷うことなく

「わかった。行ってきな」と即答しました。









日曜日の夜、

『2時間くらいかかったのだから

朝5時には起きて、

5時40分には出ないと間に合わないよ』

お父さんに言われると

自分で目覚ましを5時にセットして、就寝。








翌朝、5時には起きられなかった息子は

起きて早々に

「あー 寝坊しちゃったから今日はムリだー😣」と

後悔を口にしました。








その日の就寝時は

「明日は絶対に起きる!」と宣言し

翌朝は宣言通り、5時の目覚ましで起床。








それから学校へ行く準備をして、

5時44分には自宅を出発しました。








「40分には出ないと…」と言われたのに、

4分も遅れてしまったことを気にして

慌てる、息子。








超!ど真面目なのよ









で、8時30分を回った頃に

無事着いたのかどうか?気になったので、

電話をかけてみたら

「とっくに着いてるよ」との返答でした。








携帯、普段は持たせ無いです。








どうしても持たせる時は

基本『学校では出さない』ことが

我が家のルールなんです。








なぜなら、

壊される可能性が大だから😅








『他人のモノだから、丁寧に扱う』なんてことは

「オレには関係ない!」っていう子たちがいるのだ。








以前、

無添加の“虫除けスプレー”を持たせた時に

息子が「貸してと言われたから、渡した」ら

使うわけじゃなく

笑いながらキャップを開けて

目の前で中身を捨てて見せ、

そのあとに水を入れて

「ハイ」と返されたって報告を聞いて

“あの、クソガキーっ!😡”て思ったわ。








携帯が鳴った息子は

「ちょっとすみません」と担任に断りを入れて

廊下へ出て行き

みんなからは見えないところで

電話に出たんだって。








オカンとの約束を守るために

そんな行動をしてたなんて、

想像もしなかった








無事に8時前には着いてたので

「帰りはどのくらいかかるかな…」なんて思いながら

過ごしました。








そして、仕事を終えて車に乗ると

まもなくして

学校から電話がかかってきました。








自転車で通学するとは

想定してなかったこと、

保険の関係や

自宅までの距離がかなりあって心配なので

自転車に乗って帰すことはできない、

本人はとても嫌がったけれど

息子と自転車を車に乗せて

自宅まで送るという判断をしたので

家まで送っていきました、

という報告でした。








息子は泣いて抵抗し、

「『お母さんに怒られる(泣)』と言ってたので、

そんなことでお母さんは怒らないだろうし

先生から電話して説明するから

大丈夫だよ、と話しましたので…」

とのことでした。









マジかー😱







後日、改めて校長先生から話しがあり

自転車通学がダメという理由が

・想定してなかった

・事故にあったときの保険の問題がある

・危ない

・かなりの距離がある

・疲れによって、本来の学業に影響がでるのでは?

・疲労が蓄積されれば、事故に繋がりやすくなる






・・・






まぁー、、、、

先生のおっしゃることは

わからなくは無いけれど…






でも、

言ってることってさー




既存のルールを持ち出して

子どものやりたい気持ちよりも

大人の事情を優先しちゃう、

いわゆるふつーの

公立学校が言うのと

変わんなくない?







保守的でさ。






「子どもの安全が最優先」

なんていう大義名分で、






実は

学校のイメージや評判を気にして



万が一のときに、

学校や自分が

保護者や社会から非難されぬよう、

責任が問われぬよう、

責任追求されぬよう、

自分たちに

火の粉がかからぬよう、





子ども自らの「やりたい!」

やってみたい!」といった

魂から湧き出るような

熱い想いに炎




さっさと水かけて消火しちゃう🧯

ふつーの公立学校が言うことと

変わんないじゃん。





学校がどうみられるか?

学校がどう評価されるか?

それしか考えてないじゃん。






子どもの気持ち、熟考した?







直接、子どもと話し合った?

→話し合ってませーん






それすらなかったら

もう、自由学校なんかじゃ

ないじゃん。







万が一、事故が起きてしまったときのために

保険にも入ったし

息子が通学途中で事故にあったとしても

学校に責任なんて求めませんよ、とも伝えたけど

許可は出ませんでした。








こんなつまらない理由で

即NGを出してきたんだよ。








その後に「時間をください」と言われ

あれから2ヶ月?が過ぎたけど

「この件についての結論は、出しました」

くらい、何の話しもありません。








夏休みに入る前に

校長から話しがあったんだけど

そのときも

NGを出したときと

何も変わらない内容を話されたのと、








「学校が休みの日に

学校ではなく、

別の場所に行かれたらどうですか?」と

提案されました。







「学校の休みの日に

学校とは別の場所へ行って、、、」ってさ


学校と関係ないところで事故が起きる分には

残念ですが、仕方ないです

学校が休みの日にご家庭で過ごすときのことまでは

学校は介入できないので…、で

誰からもどこからも責められずに

キレイに済ませられるからでしょ?


って思った。








んなこと言わなきゃいいのにさー








余計なこと言うから

ますます「子どものことを思って」ていうのが

白々しく聞こえるんだわwww








まぁー 

私が勝手に

とさ自由学校という学校は

子どもの

・やりたい

・やってみたい

といったやる気・勇気・意欲に対して 

ガッツリ応えてくれる学校に違いない、と

思ってた

期待してた

ってことなんだけど🙄









危ない、というのは

親だって、百も承知。








怖い妄想は得意だから

いろんなパターンの怖い妄想もしたよwww








けど、

アレは危ないから

コレも危ないから

ソレも危険だから、と

事故や怪我のことを考えたら

何にもできないじゃん。








不安や心配はあるけど

起きてもない問題を心配するばかりで

挑戦させない

禁止ばかりだったら

人生楽しくないじゃん。








問題は、起きてから考えていいじゃん。







もしもあんなことになったら…

もしもこんなことになったら…

そんな先回りばかりな

予期不安妄想は、

何もやらないことの安全と

私が欲しいだけの安心を

他人の人生に押し付けることにならない?








「息子のことが心配で」って、違うじゃんwww








誰の心配で、

誰の不安よ?








挑戦する勇気、

緊張する場面、

自分との戦い、

自分で決めたことに対する責任感、

慎重にやろうと考え行動すること、

最後までやり抜くこと、

やってみてわかること、

自己調整すること、

などなど

体験するから得られる

体験者だから得られることが

あると思うんだよね。








相当な距離があるし

往復で4時間も走るから、疲れるだろうって

それを決めるのは息子でいいよね。







もし、授業中に居眠りしてたら

そのときに話し合ったらいいよね。









大人は経験値から

だいたいの結果を予測できるし、

起こりえる問題を想定して

その問題が起こらぬように先回りするのが

思考グセ=当たり前になっていて、

無意識に

その思考を相手にも当てはめて

相手の行動を制したりしてしまう。








けど、それって

個々には違う子どもの能力を

信じてないし

ちゃんと見てないんじゃない?って思ってしまう。








自分の子どもだけど

そして、すごく当たり前のことなんだけど

私とも旦那さんとも違う

息子は全く別の人間なのだ。








それに、

やりたいことをやらずに

後悔して生きるより、

やりたいことをやって

それでもしも死んだとしても、

きっと本人も私も

納得できるんじゃないかなぁと思うのだ。








だから私は

事故に合うリスクより

息子のやりたい気持ちに応えたいし、

学校にも

事故を心配することより

疲れて授業に向き合えないことを懸念するより

他にもやりたがる児童が増えることを心配するよりも

「よし。

それなら、君が満足するまでやりつくしてごらん。

大人は君を信じるし、応援する。」と

言って欲しかったなぁー








それに

他の児童が「俺もやりたい!」ってなることを

マイナスとして捉えるのではなく

『とさ自由学校に通う児童たちの、新たな挑戦』と

前向きに受け取って欲しいよなぁー








もちろん、


危ない


危険だから、やめさせて


学校としてそれでいいのか


学校は子どもの命を守る義務がある


などなど、

否定的な意見や

制止せよという意見も入ってくるかもしれない。








けど、その反対に

肯定的な意見や

応援メッセージもある、必ず。








聞き流す覚悟、

スルーする勇気、

万が一が起こってしまったときは

批判や非難される覚悟は、必要なのかな。








実際には、

当人同士が納得してやってることなんだから、

批判も非難も

「うっせー  黙って引っ込んでろ!」な話し。








何よりも、だ。








やりたい!をやった子どもが

達成感や

満足感を味わう姿をみたら

私はやらせてよかったと思ったし、

それが自己受容や自己肯定感、

自分に自信を持つようになって

自尊心が生まれたりね。








「俺はとさ自由学校で、マジでよかった!」と

いま以上に、

自分が選んだ学校を誇りに思うんじゃないかな。

知らんけどwww









まぁ、そんなこんなでねー








今の時代のニーズに

応えるようなタイミングで

斬新な教育プログラムを打ち出して開校した

【とさ自由学校】に

一方的に期待しすぎた私がいたせいで

ガッカリしたという話しでした。







※ここに書いていることは

一人の在校生の保護者が受け取った事実と主観です。






昨日、用事があって学校へ行った際に

私のブログの内容について

学校長から「話がある」と、呼び止められました。





次回はそのことについて

記そうと思いますが、





読み手がどう受け取るか?なんて

考えて発信していません。





だって、

私が自由に綴っていい場所だから。





心象操作をする意図も無いし

そんなことは、私にとって

何のメリットもありませんので。





ネガティブな内容ばかりを拾って

心配,不安になるのなら、

その心配や不安を拭う行動を

自分ですればいいだけです。






開校して今年で4年目。






【とさ自由学校】は

まだまだ模索しながら作り上げてる段階で

正直、がっかりしたり

想像と違った…と思うことは

親の私にはあるんです。





ですが、

埼玉にいたときは

小学1年生の6月から

ずーっと頑なに登校拒否した息子は、

自分で選んで「ここに行く!」と決めた

とさ自由学校へは

何があっても、行ってます。





5月に転入したばかりの頃は

連日、バスから降りると泣き出し

「俺、何もしてないのに、

胸ぐらを掴まれてどつかれた」 

「今日も、殴られた」

「死ねって言われた」

「背中を飛び蹴りされた」

と、泣きながら話してきました。





どう聞いても、

息子が何かをしたわけじゃないし

何かを言った、とかでもなく、

理不尽な目にあってたの。





不登校になった学校でも

そんなことがあったから

(理不尽な暴力が不登校の理由では無いですが)

心配になったけど、

泣き止んだ息子に

「明日、行く?」と聞けば

「行くよー」と答えたのでした。






親の私は

息子がそんな目に合ってることが悲しくて

正直怒りの気持ちがあったけど、

息子は

理不尽な暴力よりも

とさ自由学校で過ごせる楽しい時間の方が

存在がデカかったんだろうね。






息子のとさ自由学校が好きな気持ちは

5年生の今でも変わりません。






親の希望とか理想とか想いなんて、

通ってる息子にはどーでもいいわけですwww






なので、

口コミはホントに参考程度にして

体験入学で、

通うことになる子どもが自身が

行きたいか?行きたくないか?

選んだらいいと思います。






子どもだから選べない、なんてことは

無いんだよね。






子どもだから、

自分の気持ちはわかってる。






もしも、選べないようなら

自分の気持ち以外を案じて

選べずにいるのかも知れないね。






子どものする選択に

何も言わず「わかった そうしようね」って

言えた自分を、

私は今でも「よく言えたね〜」って

あのときの自分を褒めて懐かしんでます。






じゃなきゃ、やってられない!ってことが

現実にあるのでね(笑)






おしまい