明日から新札が発行されます。
新一万円札の肖像になるのは最近やたらとテレビに出てくる渋沢栄一です。
日本の近代経済の父とも呼ばれる方です。
私が敬愛する作家の澁澤龍彦とも血縁だったりします。
家系図に載るか載らないかの遠縁みたいですが。
澁澤龍彦の父親は銀行員ですから、やはりそれなりに関係はあったのでしょう。
実業家一族だったのでしょうが、その家系から澁澤龍彦の様な異端児が生まれているのもまた趣があります。
澁澤龍彦といえばサド文学の翻訳が有名です。
裁判沙汰にもなった「悪徳の栄え」を筆頭に、「美徳の不幸」「ソドムの120日」などタイトルだけで背筋が寒くなります。
それ以外にも翻訳を多くされていて、
ジャン・コクトーの「ポトマック」「大股びらき」
童話的な話だと「長靴を履いた猫」があります。
また、澁澤龍彦と三島由紀夫はBLの仲だったという噂もあったりします。
ジャン・コクトーはホモセクシャルでしたし。
澁澤龍彦が翻訳した作家にジャン・ジュネという作家がいます。
至高のホモ小説家という二つ名もある作家です。
アラフィフ世代なら「ジュネ」というBL雑誌をご存知かもしれませんが、その由来となった作家です。
BLに偏ってしまいましたが、澁澤龍彦自身の創作も残されています。
最近漫画になってたのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
東洋版マルコ・ポーロと言われる「高岳親王航海記」です。
徒然とどうでもいいことを語ってしまいました。
お目汚しになり失礼いたしました。