13話~15話を見終えました。
この3話は閑話休題的な話で、ストーリーの本筋とはあまり関係ありません。
内容も戦闘シーンよりも人間ドラマが中心になります。

13話は「さらば、母よ」
ここでアムロの生い立ちと母親との再会、離別が語られます。

戦いを終え、つかのまの休息を楽しむホワイトベースクルー
$メランコリー徒然草
ここでミライとセイラさんの水着姿初公開です。
でも、いつの間に水着を手に入れたんだろう。サイド7から着の身着のままで脱出して、ずっとジオンに追われていたはずなのに。

アムロはそこから30キロほど離れたところにある自分の故郷に向かいます。
おいっ私用でコアファイター使っていいのかよ!!
まあ正規軍でないからそれ位はゆるされるのかな。

アムロは地球で生まれ、幼少時代を地球で過ごしました。しかし、父親のテム・レイが仕事で宇宙に上がらなければならなくなった時、アムロの母は宇宙生活を嫌がり地球に残ったのでした。
アムロはそれ以来母とは会っていなかったようです。

自分の生家に戻ったアムロ。しかし母親の姿はありません。隣の家のおばさんに聞くと、丘の向こうの難民キャンプでボランティアをしているとのことでした。
ジオンの爆撃があり、隣の家の幼なじみだった女の子が死んでいることを聞かされ、ショックを受けるアムロでしたが、母の元に向かいます。

そして、母と再会しますが、近くのジオン軍基地から兵隊が見回りにやってきます。
アムロはベッドの中に隠れますが、その時ホワイトベースから通信が入り、見つかってしまいます。
結果撃ち合いになり、アムロはジオン兵を一人撃ち倒してしまうのでした。

そんなアムロを母親は非難します。
$メランコリー徒然草
「あの人にだって家族があるんだよ、それを鉄砲を向けるなんて」
「これは戦争なんだよ」
アムロと母親の話は平行線です。
「母さんは僕を愛していないんだ。」
「私はお前をこんな風に育てた覚えはないんだよ。なんて情けない子なんだ」

そのあと申し訳程度にガンダムとジオンの基地とで戦闘があります。

最後に、ブライトはアムロにここに残るか、一緒に来るか尋ねます。

アムロは迷うこと無く「あそこには仲間がいるんだ」
母親に敬礼して踵を返しホワイトベースに戻るアムロ、振り返ることはありませんでした
アムロはもう母親とは生きる世界が違ってしまい相容れることがないと思ったのでしょう。

アムロの母親はこれ以降登場することはありませんし、アムロの口から語られることもありません。


第14話「時間よ止まれ」

ホワイトベースクルーの絆の強さが描かれた話です。

やっとジオンの勢力圏内を脱出して補給を受けられるようになったホワイトベース。
ブライトは補給部隊の隊長マチルダに尋ねます。
$メランコリー徒然草
「なぜ我々にホワイトベースを任せておくのですか」
確かに、補給線が繋がっているし、避難民は引き取られたのに、元々一般市民であるアムロ達はそのままだし、ブライトに代わって指揮官が派遣されることもない。軍隊としては異常な事態です。

マチルダは
「現実に実戦に耐えているあなた方に余分な兵を送るほど連邦に余裕はありません。」
と連邦の余裕のなさを説きつつも
「ホワイトベースはデータ収集になっています。それに、アマチュアはプロよりも面白い作戦を考えるものです。」
「我々はモルモットなのか」と絶句するブライトに対してマチルダは
「レビル将軍がいなければあなたがたはとっくに死刑ですよ」
と強烈な脅しをかけます。
美人だけど冷徹なイメージのあるマチルダです。

が、アムロはマチルダに惹かれていくのでした。
去っていくマチルダのミデア輸送機をホワイトベースの窓にかじりついて見送るアムロ。
$メランコリー徒然草
その姿をみてやるせなさそうなフラウ・ボウ。

一方ジオン側では、パトロール部隊の若い兵士達が、手柄を立てるべくガンダムを倒す作戦を練っていました。

その作戦とは、
$メランコリー徒然草

ホバークラフトによる肉弾攻撃

しかも、ガンダムに取り付き素手で爆弾をしかけるという大胆な戦法です。


$メランコリー徒然草

爆弾を仕掛け終わったジオン兵は撤退していきます。

爆弾を調べた結果時限装置が仕掛けられていることはわかりましたが、いつ爆発するかはわかりません。

結局アムロ一人が爆弾撤去にあたり皆はホワイトベースで見守ることになりました。

「何でアムロ一人にやらせるの!皆でやればいいじゃない!」
アムロの身を案じて訴えるフラウ・ボウでしたが、ブライトは
「犠牲者をだすわけにはいかない」
「アムロはパイロットなのよ。私が代わりにやるわ」と訴えるフラウでしたが、セイラさんに「あなた、アムロより上手にできて?」と諌められるのでした。

でも、結局苦戦するアムロを見かねてブライト以下のメインクルーはアムロを手伝い、間一髪で爆弾の処理に成功するのでした。
$メランコリー徒然草
感動的な話なんだけど、この絵だとガンダムは100mくらいありそうに見えてしまいます。
設定上は18mなのにとてもそうはみえません。


第15話は「ククルス・ドアンの島」

この話はガンダム最大の駄作だとか要らない子だとか酷評されることの多いエピソードです。

空軍からのSOSを受けて探索に赴くアムロ、洋上の孤島に墜落した連邦機を発見します。
すると、ザクが現れました。

戦闘になるのですが、ここで驚愕のシーンが
$メランコリー徒然草
ザクは岩を投げつけてアムロのコアファイターを撃墜しました。
これがガンダム史に残る唯一のアムロ撃墜シーンです。

結局ザクに乗っていたククルス・ドアンはジオンの脱走兵で、子供達と一緒にこの島で暮らしており、侵入者をザクで撃退していたようです。
ククルス・ドアンは子供達の親を殺してしまったのですが、子供も殺せという命令に従えずに、子供達をつれて軍を抜け、この島にたどり着いたのでした。

しかし、ついにジオンの追撃軍が攻めてきます。

アムロは敵機を撃墜し、ザクも倒そうとしますが、ククルス・ドアンはそれを押しとどめ。
「モビルスーツの格闘戦を見せてやる」
と行って丸腰のザクで敵のザクをパンチ一発で撃破しました。

今後も戦いからは逃げられないのか?苦悩するククルス・ドアンにアムロは
「あなたに染み付いた戦いの臭いが敵を呼び寄せるんですよ。それを消させてください」
と言ってククルス・ドアンのザクを海に放り投げて廃棄するのでした。
ククルス・ドアンは満足そうに笑います。

と感動的な話ですが、この回は作画がひどいことでも有名です。
先ほどのザクも顔が変ですし、
極めつけはガンダムのこの顔
$メランコリー徒然草
いかにも昔のアニメだなと実感させられます。

さて、次回からはランバ・ラル部隊との文字通りの死闘が開始されます