令和3年度愛知県公立高校入試について、願書締切後の志願者数が発表されました。
今回は名古屋市内上位校に注目。
尾張1群の最上位は旭丘高校。
旭丘が第一志望の受験生の多くは、菊里を第二志望とします。
その場合、旭丘-菊里の2校を受験できます。
この2校の志願者数
グラフはエヌイーホールディングスで作成
旭丘(第一志望)+菊里(第二志望)の人数を単純に足すと、前年945名から今年892名へ53名減っています。この人数は尾張2群へ移ったのか?2群も見てみましょう。
市内の2群最上位は明和高校。
明和と同じAグループには難易度・人気ともに上昇の向陽も属しています。
明和・向陽を第一志望とした場合、第二志望として受験するであろうBグループには瑞陵、千種、桜台の3校が並んでいます。名古屋市外ですが西春や旭野、五条を受験する場合もあります。
明和は前年比52名の志願者増。
1群の旭丘が33名減、旭丘-菊里の志願者数が53名減ですので、最上位層の一部が2群へ回ったという推測もできます。
向陽は志願者数164名減と大きな減少となっています。向陽の受験層の一部が明和に流れたという見方もできます。
ただし、向陽は大きな減少とはいうものの、締切時の倍率は2.26倍(昨年2.77倍)と明和の1.64倍(昨年1.48倍)や他校と比べても、非常に高い倍率の難関校です。
少々乱暴ですが、明和・向陽を第一志望とした人が瑞陵・千種・桜台を第二志望で受験すると仮定してその人数を足してみます。(実際は千種が第一志望で向陽が第二志望とか単願とかあります)
先ほどの仮定で計算すると
前年…2,228名
今年…1,988名
240名のマイナスです。1群では旭丘(第一志望)-菊里(第二志望)の志願者数が前年比53名減少でしたから、あわせて293名の減少になります。
東海や滝など最難関私立高校への入学状況、私立人気の影響、安全志向で最上位での組み合わせを敬遠した上位層がどの程度いたのかなど、細かくは受験が終わってから分析・総括していきます。
*今回の記事はエヌイーホールディングスの見解ではなく仮説に基づいた私的な一考察です。倍率など気になることがあれば学校や塾の先生に聞いて不安を解消し、やるだけやった!という状態で入試を迎えましょう。
【Aグループ】
3月5日(金)学力検査
3月8日(月)面接
【Bグループ】
3月10日(水)学力検査
3月11日(木)面接
今は入試に向けてベストを
受験生の皆さん頑張りましょう。
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