愛知県の公立高校入試では、「学力検査」に加えて「面接」が実施されます。
学校や塾などで練習をして本番に臨むわけですが、本格的な「面接」は初めてという人も多いでしょうし、中には用意してなかった質問をされて、「頭が真っ白になった」という先輩もいました。
実際に、過去の「面接」でどんな質問がされたのか見てみましょう。
(エヌイーホールディングス発行「栄光ROAD2021」より一部抜粋)
【定番10選】
⓵この学校を選んだ理由は?
②趣味や特技は?
③自分の長所や短所は?
➃尊敬する人について詳しく話して下さい。
⑤将来の夢は?
⑥最近気になるニュースは?
⑦最近読んだ本のタイトルと感想は?
⑧得意・不得意な教科は?理由は?
⑨入学後、本校で頑張りたいことは?
⑩中学校生活で印象に残ってることは?
このあたりの質問は答えを事前に準備して学校などでも十分に練習しますから、当日はスラスラ答えられたよという先輩も多かったようです。
ただ、緊張して答える内容忘れたという人もいましたので、そういう心配がある人は、事前に十分に練習の場数を踏んで慣れておきましょう。
【ドッキリ質問10選】
次は想定外かもしれない質問集。見事に切り抜けられるか、いざ挑戦
⓵子供と大人の違いについて(向陽)
②本当の友達とは(熱田)
③「自主自立」とはどういうことか(菊里・千種・瑞陵)
➃グローバル化について(豊田西)
⑤環境問題や政治における自分の考え(旭丘・豊田西・天白)
⑥「海」と聞いて何を思い浮かべる?(明和)
⑦自分を英単語で表すと何か?なければ好きな英単語とその理由は?(千種)
⑧自分を動物に例えると何?理由は?(東郷)
⑨無人島に何か一つ持っていくとしたら何?(桜台・瑞陵)
⑩この後、家に帰ったら何をする?(名東)
なかなか手ごわい質問も混じってますね
ただ、この手の質問って、正解があるわけではなく、解を求められているわけでもないのです。
何を見られているのかと言えば、「自分の言葉」で「自分の考え」を伝えられるか、伝えようとしているか、という姿勢の部分です。
ですから、内容は多少支離滅裂でも(笑)、相手に伝えようとする姿勢があれば大丈夫!
何かを伝えるのが苦手な人は、常日頃から、「自分の考え」を「自分の言葉」で話すことを意識してみましょう。入試前になって慌てて練習しても、気持ちが焦るだけですし、「学力検査」に悪影響を及ぼしてもいけません。
もっとも、こうしたコミュニケーション力の高さって、「面接」のためというものではなく、むしろ社会に出てからこそ求められる力ですし、自分の魅力を高め、自分を助ける武器になります。
というようなことを高校の先生方が考え、「ドッキリ質問」を仕掛けてくるのだとしたら、そういう質問をしてくれる学校こそ、人材育成に期待できる学校かもしれませんね。👈ここを言いたかったんです(笑)