無事大千秋楽も終わり、玉木くんももう次へ進んでいる頃かと思いますが改めて「ホテル・マジェスティック」の感想いってみます。
【役者編】
玉木くん(澤田教一)
この舞台の澤田は、雑誌や番宣で得た情報からイメージしていた無骨で不器用で物静かな大人の男とは違い、すごくピュアで純朴な青年でした。
「ただ君」の誠人に近い終始おどおどしているような青年ですが、勝手に籍を入れたり、ベトナムに自費で乗り込んだり、1番機で戦場に行ったりするあたりはただ者ではありませんね。
そんなピュアで純朴な青年が戦場で写真を撮るうちに戦争中毒になり、戦争のない日本では自分は生きていけないと叫ぶまでになってしまう、そんな心情の変化を玉木くんは立ち居振る舞い、声色、セリフのトーンなど全身で表現していました。
それでも、サタさんの前だとピュアな青年に戻るの様子がすごくかわいくてきゅんきゅん★
私は、この舞台が初めての舞台鑑賞になるので、初舞台のわりにどうとかこうとかわかりませんが、玉木くんのストレートな演技に素直に感動し、生で感じるその空気に鳥肌が立ったのを覚えています。
たった一人で舞台にいても、セリフ回し、表情の作り方、立ち居振る舞いなどの演技力に加え、生まれながらにして備わっている声やスタイル、品、そして長い間芸能界で揉まれるうちに身に付いたであろうオーラと華によって観客を引き付け、魅了し、その場を保つことのできる役者だということをまざまざと見せつけられました。
ステージに立つのはこういう人なんだと。
これからたくさん様々な舞台を経験すると思いますが(希望的観測)、そのたびにどんどん進化し続けるだろうという予感がしました。
また観に行きたい!
酒井美紀さん(澤田サタ)
可憐で清楚なかわいらしい人、しかし誰よりも芯のある強い女性なサタさんの役がぴったりでした。
何より11歳年下の教一を全身で包み込むような包容力がすごく素敵だった!
津軽弁のやりとりが上手すぎて何言ってるのかわからないときもありましたが(笑)とても仲のいい夫婦なんだろうなと会場中の人が感じたと思います。
そう感じることができたのは酒井さん演じるサタさんが常に「陽」の存在感でいてくれたのが大きかったのではないかと。
教一が勝手に籍を入れたのもわかるな~と思ってしまうくらい魅力的な女性でした。
徳山秀典君(湯川春生)
礼儀正しい好青年の役がとても似合っていました。
おどおどしている澤田に優しく接したり、胃痙攣をおこしたら薬を持ってきてくれたり、だるまさんが転んだで会場を沸かせたり(笑)、気の利く青年を嫌味なく演じていて、こういうサポート役もいたから澤田は現地で頑張れたのではないかとリアルに感じることができました。
秋山真太郎(中嶋謙三)
この方にはめちゃめちゃ笑わせてもらいました!
なかじ~がいなかったらきっとすごく重ーい舞台になっていたのではないかと思うくらい。
シリアスとコメディの緩急の付け方が上手くて空気ごと変えていた場面が度々あったのですごいなと思いました。
紫吹淳さん(平良かおる)
とにかく存在感が半端なかった!
2階に立っている姿につい目がいってしまうこともしばしば。
立っているだけでオーラがあって、これが宝塚か…とか思っちゃいました。
発声の仕方も他のキャストと違って面白かったです。
この方も空気をガラッと変える瞬間があって役者ってすげーと圧倒されました。
別所哲也さん(大河内竜司)
戦場で写真を撮る澤田をすぐそばで見守っていてくれていたように初舞台で初主演を務める玉木くんを常にサポートしてくれていて、別所さんのような映像も舞台もキャリアのあるベテラン俳優さんが近くにいてくれたこと、玉木くんはすごく安心だったのではないかと思います。
舞台上でも、他のキャストの演技を上手に受け止めるだけでなく、ときにその何倍ものエネルギーで返したり、攻めたりして、場の空気を支配していたように感じ、これがベテランの力か…!と圧倒されました。
舞台俳優としてのオーラも貫禄も自信も余裕もいろいろなものが備わってる俳優さんだなと思い、またその演技を観てみたいと思いました。
別所さんのミュージカルも観てみたいな~!
ということで続きはまた今度★
今日はこの辺でノシ