発令ではなく発表
以前、「国道○号」という名称についてのお話を書きましたが。
ギョーカイの常識的な決まり事というのはたくさんあって、ふだん、当たり前にやっていることを、やってないモノを見つけたりすると、あれ? と思うことがたまにあります。
このサイトに、いま、ドライブ関連リンク集を作っていて、あちこち見て回っていて。
「北海道の防災情報 」
というサイトを見つけました。
このサイトのトップページにですね。
非常に見やすくシンプルに。
「現在 気象警報の発令はありません。」
と書いてありました。
以前、道路情報提供サイトを運営するお仕事をしていた折。
気象警報・注意報は、「予報」であって「法令」ではないので、「発令」という言葉は使わないでください。
と、気象協会の方に耳にたこができるくらい言われたモノです。
このため、気象庁のサイト などで使われている「発表」という言葉を使うようにしていたのに。
このサイト、よく見ると、運営は。
北海道総務部危機対策局防災消防課
道路屋さんにとってはジョーシキ的なことであっても。
総務の方々にとっては馴染みの薄いお話だったのかも知れません。
ちなみに。
「警報」は「発令」されるもの、という思いこみはどこから来るのか。
戦時中の「空襲警報発令」からなのではないか、と、ずっと思っていたのですが、ニュースなんか見ていて最近気づきました。
警報・注意報は世の中にたくさんあり、「発令」される警報もきちんと現存するんですね。
ウィキペディア に「発表」「発令」をきちんと使い分けていろいろ書いてありました。
- 気象警報 - 気象庁が発表する、天気予報 の一種。大雨、大雪、洪水、高潮、波浪、暴風、暴風雪の7種がある。
- 海上警報 - 台風 警報、暴風警報、強風警報、風 警報、うねり警報、着氷警報、濃霧 警報の7種類がある。それぞれ頭に「海上」の2字がつく。気象庁 が発表する。
- 津波 警報 - 大津波警報と津波警報の2種類がある。気象庁が発表する。
- 噴火警報 -気象庁が発表する。
- ダム 等の放水などへの警戒を促す警報。
- 河川 に関する警報
- 指定河川洪水 警報-当該河川を管理する機関(国 、都道府県 )と気象庁が共同発表。
- 水防警報-河川を管理する機関が発表。
- 光化学スモッグ 警報 - 地方自治体の環境担当部局が発令。
- 火災 警報 - 市区町村 の消防担当部局(主に消防本部 )が発令。湿度 、風速 等により決定される。
食中毒 警報 - 保健所 が発令。温度 、湿度などの気象条件を元に決定される。 - インフルエンザ の警報レベル - 国立感染症研究所 が、全国の内科 ・小児科 のある病院 ・診療所 で定点調査。保健所ごとに基準値を設け患者数が一定数を超えると、「警報レベルに達している」と発表する。
- 交通死亡事故多発警報 - 一定の地域で交通死亡事故が多発する傾向を示した場合、安全意識を喚起させるために、地方自治体あるいは警察が発令する。
- 国民保護 に係る警報 - 武力攻撃 が迫るか、または現に発生したと認められる地域に国 が都道府県 に警報を発令・通知し、都道府県が住民に通知する。放送 や防災行政無線 で伝達される。