高速道路に掲げられ、役目を終えた巨大な横断幕と懸垂幕を素材として再利用したトートバッグを、西日本高速道路九州支社(福岡市)が商品化した。
雨風に強いうえ、ドライバーの目に留まるよう、あえて派手な色合いにした幕の特性を生かしたアイデア商品で、上々の売れ行きという。
再利用した横断幕は縦1メートル、横8メートル、懸垂幕は縦3・5メートル、横1メートル。
いずれも特殊加工が施され、耐久性に優れたナイロン製で、「昼夜連続車線規制」「休日一〇〇〇円割引は終了です」などの文字が赤や青で記されている。九州各県の高速道路上の橋などに1か月以上掲げられ、工事終了などに伴って役目を終えた。
これまで廃棄処分にしていたが、昨年11月、大分自動車道・下り線の山田サービスエリア(福岡県朝倉市)を、メガソーラーを始め最新のエコ技術を数多く取り入れた「エコエリア」として改装オープンしたのに合わせ、試験的に商品化することにした。
サイズは1泊分の着替えが入るL(6800円)と、弁当箱を入れるのにちょうどよいM(4800円)の2種類。1枚の横断幕からLなら最大8個作ることができる。
計120個を作り、昨年11月下旬、福岡市・天神の雑貨店「インキューブ天神店」などで販売を始めたところ、1か月足らずで70個以上が売れた。今後、生産の継続も検討するという。担当者は「丈夫で軽く、表面の文字が思わぬデザインを生み出して、意外性もある。環境保全に興味を持つきっかけにしていただけたら」と話している。
出典:読売新聞