こんにちは
9月になりましたが京都は雨でジメジメしています。
ところで
あなたのお家のわんちゃん
足先や肉球をずっと
カミカミしていませんか?
もしかすると「指間炎」
かもしれません。
「指間炎」とは、手や足の肉球の間に炎症を起こしてしまう病気。
手や足の肉球を舐める頻度が
高かったり、一心不乱にずっと
舐め続けている場合は、
もしかすると指間炎になっている
かもしれません。
雨の日にお散歩する
わんちゃんは気をつけて
おうちでできる
指間炎対策
足が濡れたらしっかり乾かす
わんちゃんの足が濡れたままになっていると、
皮膚の弱い子であれば、
自然乾燥する前に湿疹や炎症が起きてしまいます。
雨の日のお散歩後や足を洗った後などは、
乾いたタオルで拭くだけではなく、
(あれば泡ケアフォームでふいた後)
ドライヤーで毛の根元の皮膚までしっかりと
乾かしましょう。
(泡ケアフォームでふくと、
泡が細かい部分の汚れまでしっかり取った後、
肉球の表面に膜を作ってコーティングしてくれるため
ドライヤーを当てても乾燥しすぎる事なく、
うるおいを閉じ込めてくれます。)
温風を地肌に当てると熱すぎるので、
冷風にするか、温度を低く設定できる
ドライヤーを使ってくださいね。
わんちゃん用のブロワーがあれば
低温の強風であっという間に乾かすことができます。
※泡ケアフォームには保湿効果がありますので、
特に肉球クリームなど塗る必要はありませんが、
乾燥が気になる場合は
犬の毛穴を塞がないホホバオイルなどで
保湿してあげるといいです。
指の間の毛をカットする
毛の長いわんちゃんは、
指の間の毛をできるだけ短くカットしておくことで
通気性が良くなりますし、
足洗いの後の乾燥時間も大幅に短縮できます。
指間炎になりやすい子の場合は
バリカンで刈ってしまってもいいですが、
そこまでひどくないわんちゃんであれば、
ハサミなどで短めにカットするだけでも
十分効果があります。
(カットする場合は肉球を傷つけないように
十分に気をつけてください。
自分でできなそうであればトリミングサロンなどで、
足裏のカットだけお願いしてみてください。)
足をシャンプーする
肉球の間が赤みを帯びたりニオイが出始めたり
といった指間炎の兆候が見られたら、
足を(natural dog soap ゆう工房の石けんで)
ポイント洗いすることも改善につながります。
※以下「石けん」はゆう工房の natural dog soapを指します。
しかし、動物病院で処方される薬用シャンプーは
成分が強くて、初期の指間炎には
そこまで必要ないと思います。
なぜなら薬用シャンプーには抗菌剤が入っているため
、皮膚をバリアしている良い常在菌も、
全て殺菌して殺してしまいます。
そのため肌には刺激が強いのです。
(簡単に例えて言うと抗菌剤=ハイターみたいなもの)
菌が増えすぎて炎症がひどい時には必要ですが、
普段から常用して使うものではありません。
治療目的で使用する場合、
薬用シャンプーと石けんの併用で、
治癒がより進む場合もあります。
(石けんが肌の皮脂膜の代わりに
皮膚表面に膜を作って保護してくれるため、
肌荒れを防ぐため)
※石けんの併用は獣医師に相談のもと
おこなってください。
足のポイント洗いには、
普段のシャンプーの要領で石けんを溶かし、
泡で出てくるポンプ容器に
溶かしたシャンプー液を入れておくと、
すぐに少量使えるためとても便利です。
残った液は次回また使えます。
(カットした石けん8〜10gに水100cc。
泡ケアフォームとは違いますので、
きちんと洗い流して下さい。
あまり作り過ぎないようにして
なるべく早く使い切れる量で作成して下さい。)
もちろん、シャンプー後は
ドライヤーで完全に乾かすことが大切です。
それでも乾燥が気になる、
表面に少し赤みがあるなど場合は、
ゆう工房のなめても安心な
メディカルアロマのラベンダーホホバオイルで
おうちケアしてあげてください。
●ホホバオイル
→犬の皮脂に非常に近く酸化しにくい。保湿、皮膚の保護
●ラベンダーオイル
→鎮静作用、リラックス作用、抗炎症作用。皮膚表面の軽い炎症、痒みを抑える。
ラベンダーホホバオイルの特徴や成分などはこちら→手作り石鹸商品一覧
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わんちゃんの指間炎で気をつけたいこと
指間炎は免疫力の低下したわんちゃんに、
自身の常在菌※が異常増殖して起きると考えられます。
普段のケアは、足裏を泡ケアフォームで
拭いて乾かすだけにしておき、
指間炎の症状が出やすい湿度の高い時期には
足のシャンプーをするなど、
わんちゃんの状態にあわせて
お散歩後の足のケアを行うと良いでしょう。
また、注意してケアしていても、
繰り返し指間炎になってしまうという
わんちゃんには、アレルギーやアトピー、
脂漏症、ホルモン分泌異常など別の原因が
潜んでいる可能性もあります。
まずは動物病院で相談してみるのが安心です。
※常在菌
カビの一種である真菌マラセチアや、
黄色ブドウ球菌など常に自分の皮膚にいる菌
軽度であれば見過ごしてしまいそうになる、
わんちゃんの「指間炎」ですが、
痒みや痛みから愛犬を守るために、
時々でも肉球の間をチェックして、
ひどくなる前に対処してあげてください。
次回は愛犬の「肉球ケアが必要なわけ」について、
書きたいと思います