皆様こんにちは、スパイク・チュンソフトのプロデュースグループ“超社会人級の新人”鈴木でございます。
さてさて、本日は背景デザイナーの河原からのご挨拶になります。これまた開発秘話が目白押しかと思いますので、私からはサクッとやらせて頂きます。
河原は背景デザイナーのリードとして、ダンガンロンパに携わってきました。そのデザインセンスはさることながら文章デザインのセンスも抜群にございます。
あえてここで最大限に持ち上げさせて頂きますので、楽しんでくださいませ。
それでは、本日はサクッと失礼させて頂きます。河原さんよろしくお願い致します。
みなさんこんにちは。背景デザイナーの河原です。
シリーズ1作目から背景のデザインと制作に携わってきました。
背景ですよ、背景。土木工事担当。
シナリオとキャラの魅力を前面に押し出すべく文字通り背中を支えるのが背景。陽の当たる場所に出されて言葉で何かを伝えろと言われても狼狽えるばかりです。
さながら身を隠す石ころを取り上げられたダンゴムシの如し。
「WebをLogする」から「Weblog」→「Blog」ですってよ。
いや、ブログってなにかってとこから疑問だったので
wiki見てみたんですけど。本当にいいんですかね、僕で。
僕の好きなキャラを発表しても仕方ないですよね。※アンジー
背景班の女子が自分に作らせろと直訴してきたのが誰の部屋かなんて興味ないですよね。※王馬
じゃあ、校庭の忍者像が○ットリ君そのまんま過ぎて最後の最後にアウト判定されて修正したこととか、某道場が奈良県の実在の建物そのままで、修正の結果あんなカオスになったこととか、
それでその後、寺澤Pに
「それなりに知名度のあるタイトルに育ったんだから、
そういう悪ノリは危ないよね」
って、やんわり釘を刺されたこととかですかね。
いや、これ開発秘話っていうか失敗談っぽい。
それも主に自分が悲しくなる種類のやつだ。
じゃあじゃあ、図書室の書籍の一部に『絶対絶望少女』で登場した本が混じっているとか、祠の噴水にあるモノクマ像はムービーの時に某世紀末の○ダのポーズを取っているとか、購買部に駄菓子が置いてあるのは某少年週刊誌のマンガの影響だとか。
あとは、月並みだけど修羅場の話か……。
でも今回の(も)修羅場は開発チームの自業自得だしなぁ。
「こんな、ちゃんと終わりそうなスケジュールは今までと違う」
「なんかダンガンらしくない」
会議の席でこんな発言があって、
追加要素のネタ出しが始まったりするんだもの。
発言者が誰かは言いませんけど。※小高君
「お疲れ様でした」「大変でしたね」
そんな言葉も頂戴しますが、こんなチームだから
労いも同情も過分な気がします。
それよりなにより、ただ遊んでいただければ。
人の心を動かすことを目指して作られた作品です。
皆さんが遊んでくれて初めて、
本当の意味で作品が完成すると思ってます。※ドヤ
いや、真面目な話、一人でも多くの人に『V3』が届いて、
ひとつでも多くの喜怒哀楽に繋がればいいなと願っています。
既に本編クリアしたという方、今遊んでるよという方、
本当にありがとうございます。
貴方のために生まれたゲームです。報われます。
まだ未プレイで手を出すべきか迷っている方、
ゲームが、物語が好きなら遊ばないのは損ですよ。
ダンガンナニソレ?って方、
なんか、遊ぶと宝くじ当たったり、モテモテになったりすると
静かなブームらしいですよ。
さてさて、本編以外もボリュームたっぷりの本作です。
まだまだ皆さんが充実したダンガンライフを過ごされますよう。
ダンガン背景班より愛を込めたWeblogでした。※違