器の文様②十草文様(とくさもんよう)


トクサは、写真を見ればあの植物かと皆さんも思うのではないでしょうか。
トクサ


季節の花300
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十草、砥草、木賊と漢字で表されます。


十草は焼き物の磁器や着物の文様に使われることがあるポピュラーなデザインです。

九谷美陶園では以下いくつかの十草デザインがあります。
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また砥草と書くときには表面のザラザラを活かして、煮込んで乾燥させた物を薄板などに貼り付け、ツゲ櫛などの木工品を磨くヤスリとして利用されるのだそうです。

トクサは木賊とも書き、能の世阿弥作といわれる謡曲にも以下のストーリーで登場しており古くから親しまれているものです。

信濃国の木賊刈りの老翁が,若いころ赤ん坊の若松を何者かに誘拐され行方知れずになってしまった。

母親は気のふれたように必死に探すが見つからず心労のために病に伏せ、そのまま帰らぬ人となった。

残された男は中山道を往来する子連れの旅人を見かけるたびにわが子ではないかと声をかけるのだがその行方は判らないままであった。

子供若松を思って惑乱の月日を送るが,ある日道に迷った旅僧をあわれに思い家で食事を採らせると生い立ちを話はじめもしやと思い腕の内側の小痣(こあざ)をみつけやっと若松と巡り会えるという話です。