年の暮れに、公社新潟県獣医師会主催の県民公開講座
「ペットの災害対策について考える」講演・シンポジウムが開催されました。

講師は九州医療科学大学臨床心理学部教授/NPO法人ペット防災
サポート協会理事の加藤謙介さん。

新潟県からは市町村アンケートの結果報告や
新潟市動物愛護センターからは能登半島地震での
新潟市の対応について説明があり、後半はシンポジウムでした。

80名の会場はほぼ満席で、獣医師の先生や、防災士、
一般の方など様々な分野の方が熱心に耳を傾けた時間になり
活発な質問もありました。

今の防災、減災の考え方は、多様な地域住民全員が
災害時に助かるための仕組みが必要とのこと。
その中にペット対応も含まれているそうです。

誰も排除されないインクルーシブな防災、減災の必要性を
繰り返し語られていました。

そして、用語の使い方についてのお話もありました。


同行避難とは、ペットと共に飼い主さんが避難する「避難行動」を意味するそうです。
その先に、どのような同伴避難の方法があるのか。

1、避難所の施設の中で飼い主さんと同居する方法

2、避難所の施設の中にペットは入るが、ペットス専用スペースを作る方法、

3、避難所の施設の中には入らずに、敷地の中で同居する方法。
 車中だったり、テントだったりがこれに当たります。

4、敷地の中で別居する方法。飼い主さんは屋内の避難所で過ごし、
ペットは駐輪場やその他、敷地内のスペースで過ごします。


他に、セカンドベストな方法として、分散避難の紹介もありました。

災害対応は発災直後の対応と、数日後の対応、
長期避難での対応はそれぞれ違います。
どのような居場所を作るにしても、
みんなが助かる方法を、みんなで考えることが大切だとのお話でした。

新潟県獣医師会では避難所で使えるスターターキットを
寄贈する事業を進めています。
年明けの能登半島地震でも、新潟市の避難所で大変役立ったとの
防災士さんからのお話もありました。

みんなが繋がって支えあう。素晴らしいことだと思います。

今日は冬型の気圧配置で寒い1日になりました。
こんな時に災害が起きたら何ができるのか。
まずは自宅の備えから初めてみませんか?









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