7月2日,3日開催予定のメディアシップサファリについて
当会に、複数の問い合わせ、心配の声が届いており、
主催する新潟日報社企画総務局に問い合わせをさせていただきました
これは、メディアシップビルで沢山の動物たちとふれあい、
日光さる軍団のショーや動物教室、
地上100mで体験する天空のポニーライド、
大階段を羽ばたくハリスホーク達のバードショー
などを行うイベントです
イベントの趣旨は、「新潟の子供達、日々頑張る大人たちに
少しでも癒しを提供し、楽しく心安らぐ時間を提供したい」
と明記されています
新潟県と群馬県の交流事業と書かれているので、
開催に当たっては十分な配慮がされると思いますが、
相談をいただいた方の声と、日頃から会でお伝えしている
移動動物園についての懸念を踏まえて
確認とお願いをさせていただきました
移動動物園には以前からいくつか問題があり、
動物福祉の観点から開催そのものを否定的に
考える意見も少なくありません
・遠方から運ばれる動物のストレス
・通常、動物がいない場所での展示のストレス
・本来の生態を満たすことができない環境
・大勢のお客様が来場されて、ふれあいとして
触られることのストレス
・万が一の災害時への懸念
どのように配慮していても、
解決できない問題があります
今回のイベントでは特に暑さを心配しましたが、
主催者側からは、丁寧な説明をいただき、
夜間は空調が効いた館内で過ごし、
ふれあいも、休憩やローテーションを組み込んで
動物への負担を減らす配慮をするそうです
その上で、
このような暑さでの長距離の移動は
動物たちに大きな負担になる恐れがあることを
お伝えさせていただきました
私たちは日ごろ、様々な形で動物を利用しています
利用の目的と、動物福祉のバランスをとりながら
うまく人と動物のあるべき関係を考えられたらと思います