タイトルからすると、固い学術的な内容をイメージする人もいるかもしれませんが、誰でも読みやすい、様々な動物たちに想いを馳せることができる良書です。

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畜産、実験、野生、動物園の現状を知るだけでなく、立場を超えた動物福祉の実践をいかに考えるべきか、是非、多くの方に読んで欲しい1冊です。

特に、歴史的経緯が大変興味深く、はっとします!!

ペットに関する部分は新潟県生活衛生課の遠山潤さんが担当しています。新潟県がどうして動物愛護推進県と言われるようになったのか、今も動物行政に悩む職員さん、それを支えるボランティアさんのヒントにもなるかもしれません。

表紙を飾る黒白猫は、遠山さんが下越動物保護管理センターにお勤めだった時代に引き取った初めての猫、ミルねぇさんです。
本の発売直前の2月21日に旅立だったそうです。
何かを伝えたい眼差しにも見えます。


人と動物の関係を考える  仕切られた動物観を超えて
打越綾子編  ナカニシヤ出版 2000円+税


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