県動物愛護協会県央支部主催の
公開講座「I Love ネコちゃん」が開催されました。
これまで、県央支部では主に犬に関する
公開講座が多かったそうですが、
殺処分の多くが猫である現状を踏まえて
今年は猫をテーマにしたそうです。
定員50名のところ、60名近い参加者で、
まず、新潟県動物愛護センターの上杉獣医師から
センターで取り組んでいる譲渡活動について
お話を伺いました。
ミルクボランティア制度の活用で、今まで救えなかった子猫をスムースに譲渡できるようになったこと。
成猫のふれあい室は整理券を配るくらい大盛況で、
成猫譲渡が何倍にも増える効果があったこと。
適正飼養の講習会にはこれまで600人が参加して、
周囲に発信する役割りを担っていること、HPを
スピーディーに更新して発信力をアップしている
ことなどなど、これまでの行政の取り組みから180度転換した積極的な広報と、多くの人がセンターに気軽に足を運ぶためのさまざまな工夫を教えていただきました。
岡田からは、NDNの活動を通して人と猫との関わりをお話させていただきました。
NDNでは猫相談が年に260件ほどあります。
ほとんどがのら猫に関する相談で、猫を拾ったけれどどうしよう、エサを与えていたら増えてしまった、など途方に暮れての相談です。
人に馴れた猫や子猫は保護して里親探しのアドバイス。
飼育備品の貸出しや、飼育のアドバイス、
譲渡会の開催、など里親探しのお手伝いをすることで、
家猫として幸せにしてあげることができます。
また、不幸なのら猫を増やさないために、捕獲して、手術をして
リリースする、「TNR」や、管理を含めた地域猫活動など、
助成金制度を上手に利用して1人で悩まず解決に向けて取り組む方法をお話しました。