新潟市で初めてのペット同行避難所設置訓練に参加しました。
防災訓練というと、消火器の使い方を確認したり、煙ハウスに入ったり、AEDの使い方を練習したり、といった内容が一般的です。
今回は一歩進んで、地域のみなさんが実際に避難所の設営をシミュレーションする訓練が行われました。
とても新しい訓練で、実際に被災したらこんな風に避難所を運営するんだな・・・
と当事者の気持ちになることができました。
ここで、初めてのペット同伴で避難した方の受付訓練も行われました。
お手伝いしたのは、新潟市保健所職員さんと、愛護推進員数名です。
私も推進員の1人として参加してきました。
避難者役と、受付役に分かれて、避難者の気持ちになって体育館に入り、ペット同伴の避難者用受付窓口を探すところからスタートです。
受付では避難者だけでなく、ペットの基本情報も記入しました。
緊急災害時には、身元確認の調査票の作成がとても大切とのことです。
ペットたちは緊急避難スペースに誘導されて、ブルーシートにキャリーやケージでひとまず避難しました。
地域のみなさんは、段ボールの間仕切りを作ったり、段ボールベッドや簡易トイレを作る作業をしました。
体育館をいかに上手に間仕切りするかが大切だったり、事務的なことに対応する総務班、けがをした人の対応をする救護班、
トイレや風呂などの衛生班や食事の配給、ボランティア調整などなど、さまざまな分担をすることの説明がありました。
新潟市では約4割の方が何らかのペットを飼っているそうです。
ペットスペースは体育館のすぐ隣でしたが、やはり鳴き声が気になり、現実の避難だったら飼い主さんにとっても、そうでない方にとってもストレスになると感じました。
屋外は天候によって左右されますし、側についている飼い主さんの健康被害も気になりました。
今日出たさまざまな意見をもとに更に具体的に決めていくそうですが、備えあれば憂いなしで、防災マニュアルに書いてあっても、実際の避難を想定してのシミュレーションはとても大切だと思いました。
懐中電灯と携帯ラジオは必携とのことです。
ペットについては「自助」として3日分の餌や水、トイレシートやガムテープ、ブラシ、愛犬手帳や敷物など日頃からひとまとめにしておくと良いと思います。
ペットに限らず、とても貴重な経験をして有意義な1日になりました。
岡田朋子