前回◆使用した問題集(国語の語彙・漢字)その1 低学年向けの続きです。
前回、漢字そのものがもつ意味を理解することが語彙力に繋がるという内容についてお伝えしました。
しかし、上記の方法では対応しにくい言葉、例えば漢字では表現されない言葉、もしくは漢字からは意味が想像しにくい言葉も当然ながら文章の中には出てきます。
読書量が多いお子さんに語彙力があるお子さんが多いのは、ストーリーの中で生きた言葉として感覚的に身に付いている言葉が多いと思います。
ただ読書は好き嫌いものあるので、強制して読ませるものでもありませんし、放っておけば中高生になってからでも成長の中で興味を持つ時期も来ると思います。
しかし、中学受験はその興味を持つ時期とは関係なく期日があります。
そのため、最低限、知っておくべき言葉を抜粋したものを探しました。
しかし、語彙に特化した教材はどれも量が多すぎて、取り組んでも浅く広くなってしまい息子には効果がありませんでした。
そこで、探しに探して、使用した本がこちらです。
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こちらは読解について鉄則としてまとめられた本で、そちらの内容も参考になりますが、
最終章で「知らないと差がつく重要語句」という章があり、
その名の通り、難関校の問題で知っていないと差がつきそうな、言い換えると、
難関校の問題で受験生の力をはかるのに最適な語句が掲載されています。
一冊の語彙問題集よりも量ははるかに少ないです。
これを少しずつ目を通しながら読解の演習を積むと、
「この言葉の意味がわかっていなければ心情を読み取り違えてしまう」という、正答を導く鍵となる言葉が多く含まれていました。
中学受験の国語の先生の著書だけあり、とても的確に厳選されていると感じました。
語彙力に不安がある受験生にも、これから取り組む文章レベルがあがっていく5年生の語彙力強化のためにも有効だと思います。
先にも述べましたが、語彙力は個人差がとても大きいと思います。
そのため、一律に課される語句の学習方法がその子にあっているかどうかの差も大きいと思います。
語彙力があって志望校の読解問題で困ることがないお子さんは、あえて学習する必要性は低いでしょうし、息子のように読書習慣の少ない場合は、「文章の中で出てくる言葉」に触れる機会が少ないので、最低限必要な言葉は身につけておく必要があります。
しかし、浅く広く覚えても使えるようになっていないのであれば、意味がありません。
その子にとって不足している言葉を、できるだけ絞り込んで身につけておけば、得意な子との差はあったとしても入試で困らないレベルまでは引き上げることは可能だと思います。
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追記・ご紹介した本が品薄だとの連絡を頂いております。
こちらは在庫があるようです。
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