道 | ミトココロノココロミ

昨日17日はうちの座長の誕生日。
ワークショップ参加者にメールを回し、
稽古後にバースデイケーキで祝おうという企画を秘密裏に進めた。
稽古後、なかなかいいタイミングが見つからなかったが、
突然の来訪者も交えてなんとかお祝い企画成功。
劇団に入って座長の誕生日を祝ったのは実は初めてだったので、
なかなかドキドキして楽しかった。

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先に突然の来訪者と書いたのは、
私の半年ほど前に劇団に入り、
今はしばらく劇団から離れている仲間・Wであった。
みんながいなくなった後で稽古場の居間でしばしWと話した。
「4月から戻って来ぇへんの?」と誘った私に対して、
Wが今の考えを話してくれた。
それを聞いて、ちょっとショックを受けた。
Wは少なくとも前を向いて進もうとしている。

「全然変わっていないのは自分の方かも・・。」

いや、でも、だ。私がやりたいことは、
これと別のところにあるんじゃないんだ。
根拠は無い。
根拠は無いけど、この先に何かがあるのだ。
私はあくまでこの道を信じて進む。
今、少しずつ開けつつあるこの道を進む。
鬼が出るか蛇が出るか、そんなもの知ったことか。
この道を行くしかないのだ。

Wが稽古場で話す私を見てこう言った。

「今、こんなキャラクターになってるの?」

お互いに時間は流れているのだよ、確実に。

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 この道を行けばどうなるものか
 危ぶむなかれ
 危ぶめば道はなし
 踏み出せば その一足が道となり、
 その一足が道となる
 迷わず行けよ 行けばわかるさ
 (アントニオ猪木)