はだしのジョー | ミトココロノココロミ

はだしのジョー

丹下段平もピカドンも関係無い。
シカゴ・ホワイトソックスにいた大リーガー
「シューレス・ジョー」のことである。

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W.P.キンセラ・著「シューレス・ジョー」読了。
これは私の大好きな映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作で、
原作の方がいいという評判をweb上で結構見たので読んでみた。
でも・・私は映画の方が好きだな。
主人公・レイの家族に対する愛情は、原作の方が細かく描かれてるし、
その描写の部分は私自身この本でかなり好きなところではある。
でも、やはりラストは映画の方が・・。
先に映画を観たせいかな。
映画は音楽(「タイタニック」でもおなじみジェイムズ・ホーナー担当)
もいいしね。

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かなり比喩が多い作品なので、
なんせ、その文体に慣れるのに随分時間がかかった。
村上春樹もかなり比喩の多い作家だが、
ああいうのって読む人によって合う合わないがはっきり出るのだろうな。
慣れてしまうと、今度はその比喩が気持ちよくなってくるのだけどね。
比喩も一歩間違うとかなり嫌味である。