NEW YEAR'S DAY | ミトココロノココロミ

NEW YEAR'S DAY

稽古場から戻って一眠りした後、部屋の片付け開始。
余計なことばかりして、結局遅々として進まず、
挙句、本棚にCDだ、本だ、を積み上げてお茶を濁す。

6時に友人と合流。
うちで鍋をすることに一昨日決まったのだ。
近くのスーパーで食材を買い出し。豚汁もどきを作ることになった。
酒代も含めて、一人1,000円ちょっと也。
飲める人間がいないので、とてもリーズナブル。

やはり冬は鍋だ。
グツグツと音を立てる鍋を囲みながら、本当においしくいただいた。
一年最後の食事が鍋なんていいじゃないですか。

そして、ゆっくりした後、一路京都へ。
除夜の鐘をつけるお寺に行こう!ということになり、
ネットであらかじめ検索していた京都の壬生(みぶ)寺へ。
「壬生狂言」で有名なあの壬生である。
壬生は私が学生時代に通っていた空手の道場があり、
行くのはその時以来ぶりである。

京都はその日の朝、雪が降っていたということで、
かなりの冷え込みが予想されるため、万全の重装備で出発。
例の手袋も出動である。

阪急電車の大宮駅を降りた途端、外は雪!
今年の初雪にして最後の雪である。
駅近くの店で暖かい飲み物を買い、
寒さに震えながら、そして雪に見とれながら、お寺へ。
新撰組で注目されたこともあるのか、人が結構いたが、
さすがに住宅街の中にポツンとあるせいもあって、
八坂神社や生田神社などの混雑にくらべれば、全然平気である。

ちょっと並んで、除夜の鐘もつくことができた。
(大体8人ぐらいでいっしょに紐を持ってつく形だった)
おみくじも大吉。
そうだろうとも!そうだろうとも!今年の私はいきますとも!

雪が一層激しく降る中、
しばらく除夜の鐘を聞いてお寺でゆっくりした後、河原町に向かう。
寒さのせいかお腹が減ったこともあり、なぜかケンタッキーへ・・。
しまった、今年の一食目がこんなジャンキーなものに・・。
少しだけ後悔。しかし、今年の私はめげない。

その後、朝までゆっくり過ごせるところを求めて、
木屋町三条のスターバックスへ。
スターバックスってあまり好きではないのだが、
このお店の地下は、外に鴨川の流れを見ることもでき、
なかなかいい雰囲気であった。
そこで朝までなんやかやと話す。
そして、ちょっと眠くなり寝てしまう。
目が覚めたら7時半。店を出た。

元旦の京都は肌を刺すような寒さだったが、
空も徐々に晴れ間を見せ、今年最初の太陽が顔を覗かせつつあった。
鴨川沿いを歩きながら、河原町の駅へと向かう。
京都っていい街だよなぁ・・。将来はやはり京都に住みたいな、
などとと思っている間に駅に。

そして、朝陽を浴びる電車の中で、
今年の決意を新たにしながら、家路へ。

なかなか清々しい年明けであった。

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紛争地域にも、
飢餓地域にも、
独裁者国家にも、
平和な京都の街並みにも、
新年の朝は訪れる。

I wish you a HAPPY NEW YEAR!