親父の一番長い一日 | ミトココロノココロミ

親父の一番長い一日

今日も長い一日だった。

劇団仲間のつてで、
某映像系専門学校の生徒の卒業製作の映画に出演することに。
朝からその専門学校に。
私の役の設定は、職業・演歌歌手のお父さん。
私が2時までしかいられないということで、
撮影は異常なまでの急ピッチで進む。
撮った映像をチェックする間もないほどで、
段々不安になる。
彼らもやっつけ仕事をやってるつもりは無いだろうが、
自分の演技が確認できないまま進むというのは、
とても不安だ・・。
まぁなんとなく面白いものにはなってそうな気はするのだが・・。

その後、大量の荷物を抱え、
ヘロヘロになりながら阪急電車に飛び乗り、一路京都へ。
うちの劇団の別働隊のアカペラ部門のライヴがあったので、
その手伝いに向かう。
お客さんとして来てくれた色々な人たちと久々の再会。
色々話した。
再会を喜んだり、過去のとある話を聞いてジィンときたり、
近況を聞いてホッとしたり、ビックリしたり、
逆に自分の近況を話して自分の立っている場所を再確認したり・・。
なんだか同窓会みたいで楽しかった。
私はアンコールでとある歌をやる時に、
その歌詞を書いた紙を出すためだけに舞台に出たのだが、
その時、座長が私をお客さんに紹介。
紹介されると思ってなかったので、少し慌てたが、
ブルース・ブラザースのように
スーツ姿に帽子とサングラスをしていたのを、はずして一礼。
ちょっとしたことだが、嬉しかった。

帰りも大量の荷物を持って塚本の稽古場に向かい、
荷物を置いて、家路につく。
家に着いたら1時。長い一日だった。

明日は朝8時からバイトだ。
さぁ、今から死んだように寝るぞ。

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なんだか最近、妙に涙もろい。
なんだか妙に人を愛しく感じたりする。
お金は無いが、幸せだなぁと思ったりする。
年のせいか?もうすぐ死ぬんじゃなかろうか?
いやいや、死んでたまるか、
劇団に借金返さないと・・
いやいや、この幸せをもっともっと感じるのだ。