クリスマス・プレゼント | ミトココロノココロミ

クリスマス・プレゼント

今日は自分の劇団の作業をした後、
先日、私が客演させていただいた劇団の友だちが出演している
舞台を観に森ノ宮へ。
終演後、その同じ劇団の二人の友だちと再会。
帰り、森ノ宮から伊丹まで自転車で帰るという私に驚く二人。
手袋をしていない私を見て、更に驚く。
森ノ宮の駅まで自転車でいっしょに行ったところで、二人が
「ちょっと付き合ってください」
と私を駅の構内のお店に連れて行く。
何かと思えば、私に手袋を買ってくれるのだと言う。
断ろうとする私に、二人は
「クリスマスですから」

結局、とてもいい感じの手袋をプレゼントしてもらった。

帰り道、その手袋のおかげで、手だけでなく気持ちも
本当に暖かくなりました。

「こんなに暖かい気持ちになるプレゼントをもらったのって、
いつ以来だろう・・。」

そんなことを考えていたら、なぜだか涙が出てきました。
なぜかは自分でもよくわかりません。
でも、なんだかとても、とても嬉しかったのです。

いい年したおっさんが手袋もらって泣くなよ、と
思われるかも知れないけれども、
きっと私は、このクリスマスに
高級な指輪をもらった女の子より、
暖かいダウンジャケットをもらった男の子より、
ゲーム機を買ってもらった子どもたちより、
暖かく幸せな気持ちになれたと思います。

帰り、親におもちゃを与えてもらって
無邪気にはしゃぐ子供みたいに、
何度も、何度も、その手袋を見ていました。

大事に使わせていただきます。
本当に、ありがとう。>お二人