ジョンの魂 | ミトココロノココロミ

ジョンの魂

24年前の今日(日本時間では9日)、
ジョン・レノンが自宅アパートのダコタ・ハウスの前で
マーク・チャップマンに銃撃され死亡した。
享年40歳(若い・・)。

その頃、私は小学校4年生で、
ジョン・レノンがビートルズというバンドにいたこと以外は、
何も知らなかったのだが、
テレビでもラジオでも多くの人がショックを受けていたことだけは、
はっきりと覚えている。

ジョン・レノンの最も有名な曲と言えば
おそらく'Imagine'であろう。
しかし、私は、アルバム'Imagine'で、
オープニングで高らかに愛と平和を歌っていながら、
B面でかつての朋友ポール・マッカートニーのことを
痛烈にバカにしている('How do you sleep')ジョンよりも、
ハウス・ハズバンド生活を経た後に、
'(just like)Starting over'で、
恐らくはポールへの和解を求めつつ(これは私の解釈)、
愛情の不変、新たに生まれ変わる希望を歌い、
'Woman'で男の中の幼児性を認めつつ、
愛する女性への感謝を歌い、
'Beautiful Boy'で、か弱き存在である息子に対して、
見守るようにしながら、人生を優しく説く・・
死の直前に出したアルバム'Double Fantasy'での
そんなジョンの方が私は百倍も好きである。
'Imagine'の思想より、
'Double Fantasy'におけるジョンの思想の方が、
'Love & Peace'の本質じゃないかと感じるのは、
私だけだろうか。