こんばんは!
のどか助産院 浅野です
今週は予約が混み合っていて
バタバタしていました
あっという間に1週間が終了
今週は
直母困難
(赤ちゃんがおっぱいに吸い付けない状態のことです)の方がたくさんいらっしゃいました。
直母困難て、
ホントに
精神的に辛くなるんですよね💦
哺乳瓶からミルクは飲むのに
おっぱいはなぜか咥えられず、
おっぱいを、目の前にして大泣きされるわけですよ
お母さんは自分が拒絶されたように感じて
落ち込んでしまう。
自分が不甲斐なく、毎度授乳の時間が苦痛になる。
ここまでして母乳をあげる意味はあるのか?
家族からはもうミルクにしたらと言われたり💦
なんでそんなことが起きるのかと言われると
理由は色々です。
・お母さんも赤ちゃんも直接おっぱいを飲ませる、飲む事に不慣れ
・お母さんの乳房、乳輪乳頭が硬くて滑って飲めない
・授乳の時、大泣きしても、何度も長時間直母の練習をして、練習が嫌になってしまった。
・楽にのめる哺乳瓶の乳首に慣れてしまって
口を大きく明けて力を使わないと飲めない直母が嫌
などなど。
お母さんと赤ちゃんによって、直母困難の原因はちがいますし、直母できるようになるまでの道のりも様々。
直母困難の対応は
月齢が早ければ早いほど、直母できるようになるのもはやいですよ!
これが生後2.3ヶ月からやり始めるとなる大変なケースも多々あります💦
先日助産院を一旦卒業されたお母さんは
生後3週間で来院されて、
赤ちゃんは生まれてから1度も直母できたことがありませんでした。
おっぱいの分泌はまずまず。
授乳を見ると、
抱っこして授乳の姿勢を取っただけで大泣き。
全身に力が入って、体をのけぞらせます。
首も少し触れただけで大泣き。
少し落ち着かせてから、トライしてもおっぱいだ!と気付くと大泣き。
長時間直母の練習を一生懸命頑張っていらっしゃったので、
赤ちゃんにとって
直母=嫌な時間
になっているようでした。
これは2、3週間はかかるなと思い、
焦らなくて大丈夫なこと、
赤ちゃんに負担をかけない直母の練習の仕方や、
直母できた時にすぐに母乳育児を軌道に乗せるためにできることをお伝えして、
おっぱいの状態を手技で整えながら、
直母の練習を少しずつしていきました。
そして3回目の来院でついに
初めて直母できましたー!!
2週間かかりましたが、
お母さんも出産後からずっと悩んで頑張ってきて、そして赤ちゃんも直母の練習をよく頑張りました
その直後から、赤ちゃんは別人のように、毎回直母できるようになりまして。
本当に赤ちゃんは適応能力が高いです
おっぱい飲むの気持ちいいなぁと気づくとあっという間に慣れて、上手に飲めるようになります。
直母できた時のためのおっぱいの準備もしていたので、そこからあれよあれよと軌道に乗り、
ミルクも卒業
本当に本当に
お母さんと赤ちゃんの二人三脚の頑張りに拍手です。
おっぱいを満足そうに落ち着いて飲んでいる姿をみて、益々我が子が愛おしく、かわいくてかわいくて仕方ががないとおっしゃっていました。
側で見ていても、
幸せホルモンたくさんでてるなぁー
という雰囲気で
私も幸せのお裾分けをしてもらっていました。
これから先の母乳育児も是非楽しんでもらえたらと思います
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