夜中にフッと目が覚めて 眠れなくなったので
そのままTVを付けたら たまたまやっていた映画
「最強のふたり」
ストーリーの内容など全く知らず
この映画が高く評価されていて
有名だって事も 全く知らずに
ボーっと見ていたのですが
どんどん引き込まれて
結局、最後まで(朝4時まで?)見てしまった映画でした。
見た後に さすが様々な賞を取って
賞賛されるだけあって
いろいろと感慨深いものがありました
富豪の人が事故で身体が不自由になり
家で介護してもらう
人材探しから始まるストーリーですが
富豪ですから
メイドも調理人もお抱えで居るわけで
自分の世話をしてくれる介護人も
余裕で雇えるんですが
お金があるって
生活維持するのに大切なことだけど
お金が有るというだけでは
人は幸せとは言い切れないんだと
そのお金の使い方次第で
人はこんな風に幸せになれるという
ステキな例を見たような気がします。
お金の守備だけで険しい人間になるのか?
お金を有効に使用して
そのお金で人を幸せにして
自分にブーメランで幸せが返ってきて
楽しい人生を過ごすのか?
今、コロナ禍で以前のように
やりたい事も自由にままならない制限の多い生活。
それは以前の何でも自由が当たり前だった頃に比べれば
大げさに言えば
今は「死んだように生きている」地味~な時間かもしれません。
その事と映画の主人公が交通事故で
身体に麻痺が残り
首から下の機能をある日突然奪われた事と
「自分の自由意志で自由が得られなくなった」という共通項で
映画を見ているうちに だんだん気持が
主人公に寄り添ったのかもしれません
なので映画の中の
現状の中でネガティブに埋もれてしまいそうな
富豪の人とは正反対で
自由で生き生きとした発想ができる
介護人のような人が
自分の側にも居てくれたら
この生活でも気持が楽になるのかもしれない
と思ったりして 羨ましかったし
介護人のキャラクターから来る テンポの良さが
見ていて楽しく心地良かったです
後半、この介護人が退職して
新しい別の介護人が来るんですが
人間、外見の容姿から表情から心の健康さまで
楽しい人と一緒に居る時と
正しいけど退屈な人と居る時 とでは
全く響く反応が違ってくるもんだな、とも思いました。
その部分も見ていて共感したところでした。
とにかく見た後に、 いろんな事を考えさせられる
とても感慨深い充実した気持になる映画で
見る人が限られてしまう 真夜中にやるのもったいない
ゴールデンタイムにやるような
内容の映画だと思いました
考えてみれば私の生活の中で
映画を見るという時間や機会は
存在感が無いに等しい時間でした
でも、今回、今の時期にこの映画を見た事で
「映画っていいかも、、、もっと見てみようかな」
外出して自由行動がままならない今だからこそ
家で映画を堪能できる時間ができ
あとは良い作品をチョイスできれば
凄く充実した時間になるんじゃないか?
梅雨が明け
本格的な夏を迎え
長時間、昼間に外でガーデニングの作業も
熱中症が恐くてできない今
そんな風に自主的自粛時間に対する考えも
少し変化してきました
あああああ