診断方法は何ですか?
“乳腺にしこり=乳腺腫瘍”というわけでもありません。似たような感じに乳腺にしこりができる場合として、偽妊娠や乳腺炎などがあります。これらの場合だと、自然に消失したり、内科的治療によって治ることもあります。また、乳腺の近くに皮膚腫瘍ができることもあります。
まず、乳腺のしこりが本当に腫瘍なのか、そしてそれが乳腺腫瘍ならば悪性なのか良性なのかという判断をしなければなりません。
その診断方法としてバイオプシー(針生検ともいう)があります。これはしこりに直接針を刺 して、細胞を採取し、その細胞をスライドグラス上で染色して顕微鏡で観察するという検査方法です。しこりの中にどのような細胞が存在しているのかを観察することによって、腫瘍の可能性が高いのかどうかということを判断する目的で行います。
その他の診断方法として、その腫瘤(しゅりゅう)の様子から悪性腫瘍を疑える場合もあります。大きさが急速に増大するとか、周りの組織との付着が著しいなどの特徴があれば、悪性腫瘍である可能性が高いと推測されます。
いずれにしても乳腺腫瘍は、切除した腫瘍を病理組織検査すること以外に良性悪性の判別をつける事は難しい腫瘍です。