判例とは、裁判所の判断ですが、それは、のちに別の事件を裁判するときに先例となるような性質の判断でなければなりません。そして、先例となりうるためには、その判断が他の条件にも適用することができるような一般性を有していなければならないのです。ところが、事実の認定や慰謝料の算定、刑の量定などの判断は、その前提となる証拠や事実関係が事件ごとに千差万別ですし、しかも、その微妙な差を無視しては、その判断の意味を失ってしまうので、これらの判断は判例ではないとされています。これに対して、法律的な判断は、一般的な命題とすることができ、それをのちの事件に直接あてはめることができます。ですから、法律的な判断だけが判例なのだそうです。
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