古文解釈の追究ー夏の陣ー  担当:関谷浩

[概要]

 関東駿台古文科:関谷浩先生のオリジナル講座。単語・文法の知識をどう解釈に生かすのかを講義する。夏の陣では「内容をおおづかみする方法」から始まって、助動詞(一部除く)や

敬語論(荘重体敬語まで)を扱う。

[テキスト]

 講義問題6題と荘重体敬語の参考題が2題、予備問題2題、付録で文章の全訳(通解)といくつかの活用表から成る。授業では講義問題を扱い、参考題は最終日に少しばかり確認する程度。

 (参考題を除く)各問題には設問とページ下部に関谷先生の著書「古文解釈の方法」の

参考ページが書かれている。設問は主体や係る範囲の特定、現代語訳、内容説明等であるが、授業で解答を提示することはない(とはいえ、全訳を見たりや授業を聞いていればわかる)。一方、参照欄の方は講座内で解説される項目が載せてあるので予習の際に所有する

教材で確認するとよい。

[授業]

 はじめに「内容をおおづかみする方法」の解説があり、その後は講義問題を内容をおおづかみして(意味のまとまりごとに)→細かい部分の順で読み進めていく。単語や文法はその原義・成り立ちから講義するので、どうしてその意味や用法になったのかが理解できる(英語の小林先生の授業スタイルが好きな人にはおすすめ)。また、そうした解説の後は実際にその知識を用いて主体や助動詞の用法などを確定させていく。この講座は文章の内容を理解することがメインとなるが、出典や古文常識についても少し解説がある。延長はほとんどない(先生曰くあっても5分程度とのこと)