◎integrative英語(夏期講習) 担当:小林俊昭

[概要]

 駿台英語科の小林先生のオリジナル講座。夏期は「比較・語順」を扱う。通期の授業を受けている人向けの講座であるが、文法事項を深く掘り下げてくれる授業を展開するので非常に学ぶことが多い。でも初受講なら、インテグの冠詞やSα英総の方を先に受けておくべき。

[テキスト]

 テキストは問題(隣にノートページ)とfor review(本文再掲)から構成されている。講義問題は東大、京大、阪大、一橋大、早慶の問題を扱う。その問題も様々な出題形式であり、特に東大の要旨要約と文法問題、一橋大の読解と自由英作文、早慶の文法問題は時期にかかわらず入っている。年度面での特徴は要旨要約は古めで、東大の文法問題は近年のもの採用されている。余談だが、問題の内容は基本的に人文科学系の文章(特に発達心理学)のみであり自然科学系の文章はない。配布物では、単語と本文の全訳の載ったプリントがもらえる。英作文の解答例も同様(余白が多いので解説やより多くの解答例を載せたほうが良いと思う)。

[授業]

  授業は主に文法・語法解説、(複雑な部分の)構文把握、口頭説明から成る。文法解説は

語順(情報構造、倒置、要素の移動)と比較(絶対・相対比較、同等比較、所謂クジラの公式)

を徹底的に扱う。決められた箇所のみであるためペースはかなり早く、特に関係詞節や冠詞の部分は知らないとついていくのがキツイ(通期で扱った事項はほぼ口頭)。雑談もあるが僅かで、その内容も普段から習ってたり、駿台wikiを熟読してないとわからないものもある(逆に熟読していると全く同じネタを聞くことも)。HG講座だが毎日20分程度延長する。英作文は添削いていただけるが、4日目の夜などにお願いしに行くと「別期間に来れる?」と仰ることがあるので2,3日目の授業前後に行くといいと思う。場合によっては授業前に見ていただける。

 

                          (続く)