それいけホシトラマン!! -155ページ目

ギャップ

渡部陽一。


戦場カメラマンとしてTVに出演するや否やその独特の話し方と

戦場カメラマンというギャップが視聴者を魅了し人気者となった。


彼が撮影した写真を見てみると「戦場」という「生と死」を前面に

押し出すような写真ではなく「人」と「国」が多くの被写体となっている。

ただ、一枚一枚の写真に「戦争」という悲しい背景も感じ取れる。


今週号のFLASHに彼の撮影した東北被災地での写真が掲載されていた。

あの日以来、TVや雑誌などで連日、被災地の現状が映し出されている。

瓦礫と化した街、村。避難所で暮らす人々。そして、原発。

今や世界の問題として取り上げられ暗中模索の中、世界中の支援によって

復旧復興にむけて進められている。


ただ彼の撮った写真はそんな暗い日本を表してはいなかった。

そこに写っていたのは「笑顔」だった。

子供、大人、自衛隊までもみんな笑顔で写っている。

彼が被災地を訪れた際、子供たちが寄ってきて

「あっ!戦場カメラマンだー!」「写メ撮っていいですかー」と

その明るさにビックリしたようです。

そして彼は最後に、

「今度は僕が撮っていいですか」と言ったそうです。

それがあの笑顔に結びついたのかと感じた。


被災地での悲しみはいつか思い出に変わる。

思い出は宝物になる。

生きる意味を今問うのは難しいだろう。

しかし悲しみを抱きしめて生きる勇気が被災地の人々にはある。

その先にきっと答えはあるはずだ。


「被災地」と「笑顔」

このギャップを感じた時、私はその写真を見ながら感動してしまった。