おージュンコ
その女性は「マルヤマジュンコ」と名乗った。
髪は少し明るめのロングで丸顔で目がクリっとして
笑顔がかわいい女性だった。
私が楽譜を見ているとジュンコは覗き込んできて
持っていたクレヨンで私の楽譜に落書きをし始めた。
確か、パンダの絵を描いたと思う。
実に幼稚なタッチだったと記憶にある。
私がビックリした表情をするとジュンコは「アハハハ」と
笑って、近くにいた子の所に行っては同じ事を繰り返した。
暫くすると教室に先生が入ってきた。
楽譜を見ていたのだから当然音楽の授業かと思いきや、
先生は黒板に数学 の公式を書き始めた。
それがちゃんとした公式かは分からないが音楽の授業で
ない事は確かだった。
それでも私は違和感なく先生の話を聞いている。
あんなに騒いでいたジュンコはもう居なくなっていた。
占いの先生にお聞きしたい。
あの夢は何を暗示してるんですか?