離婚後3年。
南九州コカ・コーラを退職後2年。

もう僕には、肩書きもなく家族も無い。

特に会社が無くなったのは辛い。

君が居なけりゃ誰がやれる?!みたいな事を言われるまで築き上げてきたものが消えた訳。

学も無い僕には唯一のプライドだった。


合併後の会社でもそれを引き継げるはずだった。

でも、奴に邪魔されて僕は負けた。
負けた。

今となって思うのは、みんな生き残るのに必死だった。
誰かが飛び抜けると嫉ましく思うのも当然かもしれない。
邪魔しようと思う事も。。。

その邪魔に負けたって事は、生き残りレースに負けたって事だろう。

僕は負けた。


でも、そんな僕を負かした奴を羨む程の僕は仕事をするはずだった。

でも、それはまぼろしだった。
前職の経験を踏まえ、新しい会社で華々しいデビューを迎えるはずだった。

でも、それは叶わなかった。
裏切られた。


寒い。
独りで外の音しか聞こえないこんな時間は、過去の過ちを思い出し、いろいろ考えてしまう。


僕は自分で1番大切なものを捨てた。
一方的に。

きっと、これを捨てればもっといいものが手に入るとでも思っていたんだろうか。

思っていたからそうしたんだろう。

最近では、自分でそう思い出すたびに胸が締め付けられ涙が出てくる。

自分の愚かさが、自分の1番大切な人たちを傷つけ人生を狂わせた。

当たり前の幸せを与えることが出来ない。

僕は親として人間として最悪の人間だ。

でも普段、人と話す時には、あたかも必然性によりそうなったように話し、自分を正当化してる。

くだらん小さい人間だ。

自分に1番問題があったのに人のせいにして。
1番大切な人のせいにして。


今でも1番大切な人は変わらない。
1番大切な人は大切達になった。
本当に感謝している。

別れる時だってそうだった。
嫌いになりたくなかった。
だから、少しでも早く離れ、別れたかった。


病気だ。


今思うと病気に侵された。

離れたい理由が無かった訳じゃない。
でも別れ、3人の人生を狂わせるまでする事だったのか。

違う。
僕が少し、もう少し我慢すればみんな幸せだった。

僕も我慢と引き換えに1番大切な人達を失わずに済んだはず。


僕が狂ってたんだよ。


別れる事によって、誰も幸せになって無い。
みんなが啀み合い不幸になった。

僕が悪い。
君達は悪くない。
僕が悪い。
僕が狂ってたんだよ。

こんな奴、いっそのこと嫌いになってほしい。

でもなんで君達は。。。


僕が背負った一生背負った十字架。
僕は幸せになんてなれない。
なっちゃいけない。

人の不幸の上に成り立つ幸せなんてあっちゃいけないんだ。


でも、それでも僕には今、僕を1番大切だと思ってくれる人がいる。

こんな僕を。

僕には幸せになる権利は無いけど、この人には幸せになる権利はある。

幸せになんてなってはいけない人間と一緒にいて、幸せになんてなれるのか。

これもまた間違いなのか。


この間違いのスパイラルから抜け出すには。。。


死しかないのか。


でも、僕が死ぬことで悲しむ人はいる。
親より先に死ぬことは1番の親不孝だと娘にも言いきかせた。


やはり生きるしかないのか。


誰とも深く繋がらず、独りでテレビを観ながら酒を飲む。
そして、人知れず死んでいくのが1番いいんだろう。


これが、僕の犯した間違いに対する罰なのだと。


自分は幸せになってはいけない。
償えない、やり直せない間違えを犯したのだから。



お前は最低な奴だ。