顛末書その2~前日のこと | NHK---ncnf housou kyoukai.

顛末書その2~前日のこと

2007年11月14日。

何の変哲もない水曜日の夕方だった。おくすり騒動を多少忘れかけていたところだった。




午後6時ちょうど辺り。
「彼」が来店してきた。
見た瞬間先日のおくすりバカだというのは思い出していたが、この段階で問いただしてもどうにもならないので行動を監視していた。「彼」はこの日もアルミホイルとライターがあるかを店員に聞き、そのほかにはボールペンを購入した。そしてやはりトイレに消えていった…




『また吸引する気やな!』
怒りのスイッチが入った僕は即座に警察に電話するため携帯をとり、三田警察署に電話をしようとした。
が、ここでぼくはふと考えた。



“前回の通報で、現行犯で身柄確保が大前提なのに、被疑者が吸引(?)を終わらせて立ち去るまでに警察は間に合わない。これでは被疑者がトイレの常連になってしまい、吸引して立ち去った後に警察が来る事の繰り返しになる。だからといってトイレに閉じ込めたらそれはそれで問題。そもそもこちらは身柄確保が目的ではなく二度と来ないよう忌避するのが目的。だが直接被疑者に問い詰めるのは危険極まりない。どぉしたらええんやろぅ…”





で、僕がとった行動は、

「トイレの扉の前で聞こえるように警察に通報する」だった。



110番に通報。大声で
「いま店のトイレでアルミホイルとライター買った人が篭ってるんですぅ。何か吸ってるみたいなんできてもらえないっすかぁ?」とトイレの扉に向かって言ってみた。

電話を切った直後、「彼」はトイレからでてきて、ものすごい殺気立った目でこちらを睨み付けた後、逃げるように去っていった。



…忌避作戦は成功した(とこのときは思った)。

『もぉこれでこいつ店にこんやろぉ』何の根拠もないけど安堵を覚えた。
でも「彼」の最後の顔はむちゃくちゃ怖かった。


彼が去って6分後、警察官が到着。逃走経路を確認した後、専門の係官の人が調べたら、やはり覚醒剤。ライターで熱して鼻から吸引していたらしい。係官の人に僕が同じような推測をしていることを伝えたら『全くその通りですょ。というか何でそれを知ってるんですか??』と笑いながら聞いてきた。ちょっと怖かった。そして忌避行動をとったことも肯定してくれた。『そこまでしたらよほどのバカではない限りここには二度とこないでしょう』と。


まぁ、その後うちで捕まるのだから「彼」は【よほどのバカ】だったわけだが…。



次は逮捕の瞬間です!