顛末書その4~金曜日の悪夢
2007年11月15日午後7時05分。
「彼」は覚せい剤所持の現行犯で逮捕された。通報者の僕は、警察の事情聴取を受けるため三田署に向かった。その道中で一部blogには「おくすりバカ捕まえました」旨記事を書き込んでいた。
三田警察署着。
警官の皆さんにありがとう、よくやったねと言われながら生活安全課へ。缶コーヒーとおぃしぃどら焼きをご馳走になり、少しうだ話をしたあと、事情聴取が始まった。
おもむろにノートパソコンを広げる捜査員さんの下へメモが届いた。被疑者の情報だったのだが、それを見た僕は愕然とした。
それは「彼」の名前にである。
被疑者「高橋祐也」昭和54年うまれ
「まずい……」そう呟いていた。
僕は数年前、女優・三田佳子さんの息子が覚せい剤で2回逮捕されていたことも、その名前が高橋祐也だということも、年齢的にも20代後半だということも完全に覚えていた。
いつもはいちびりでうれしがりの僕でも、このときばかりは顔面蒼白だったと思う。
一通り話が終わった段階でトイレに向かい「明日騒動になるかもしれません」と本部に一報。一部知人にも「三田佳子の息子捕まえちゃったよ
」と連絡を入れた。blogやmixiにはまだ未確定だったので、ひょっとしたらそうかもしれない旨の書き込みをした。
翌11月16日。
めざましテレビは報道していなかった。店に着くなり新聞に目を通すが記事にもなっていなかった。同姓同名の別人だったのかなぁと胸をなでおろした。
が、
11時35分。
TBSの報道クルーが店に現れた。
息つく暇もなく民放各社と新聞雑誌各メディアが店に殺到してきた。
やはり三田佳子さんの息子だったのだ。
激しく動揺しながらも本部とオーナーに連絡を入れ、その傍ら11時39分僕はmixiに友人相手のみの書き込みをした。
「三田佳子の息子捕まえちゃった。 テレビ来ちゃったよ。」とだけ。
そして、悪夢が始まった。
昼ピークと各社報道が殺到したため、店舗は大混乱に陥った。通報者の僕は当日2時からのワイドショー取材をしている人たちに囲まれ、業務に著しい支障が発生した。mixi日記へのコメントは通常では考えられないほどの量だった。
しかし、本部からは一切の取材を受けてはいけないと緘口令が敷かれたため、泣く泣くその日記を削除し、しつっこく、本当にしつっこく聞いてくるワイドショー取材もすべてお断りした(そのせいで一部事実と違う報道が出ているわけです)。精神的に本当に苦しい一日になった。
午後10時。
僕の仕事は終了。
電車で帰る気力も失せた僕はタクシーの中ワンセグでテレビを見た。

三田佳子さんが泣いていた。
僕はものすごくいたたまれない気持ちになった。
決してぼくは悪いことをしていないはずなのに、僕が「こいつだーー!!!」と息子を指差した事でこの人は公衆の面前で泣いている。
これからの生活に大きな影響を与えてしまった事にもなる。自分の行為がこんなに影響を及ぼすとは夢にも思っていなかった。
辛かった。
そして尚の事息子に腹が立った。出てきたらぶっとばしてやりたくなった。
この大バカヤロー!!
親を泣かすんぢゃねぇ!!!
「彼」は覚せい剤所持の現行犯で逮捕された。通報者の僕は、警察の事情聴取を受けるため三田署に向かった。その道中で一部blogには「おくすりバカ捕まえました」旨記事を書き込んでいた。
三田警察署着。
警官の皆さんにありがとう、よくやったねと言われながら生活安全課へ。缶コーヒーとおぃしぃどら焼きをご馳走になり、少しうだ話をしたあと、事情聴取が始まった。
おもむろにノートパソコンを広げる捜査員さんの下へメモが届いた。被疑者の情報だったのだが、それを見た僕は愕然とした。
それは「彼」の名前にである。
被疑者「高橋祐也」昭和54年うまれ
「まずい……」そう呟いていた。
僕は数年前、女優・三田佳子さんの息子が覚せい剤で2回逮捕されていたことも、その名前が高橋祐也だということも、年齢的にも20代後半だということも完全に覚えていた。
いつもはいちびりでうれしがりの僕でも、このときばかりは顔面蒼白だったと思う。
一通り話が終わった段階でトイレに向かい「明日騒動になるかもしれません」と本部に一報。一部知人にも「三田佳子の息子捕まえちゃったよ
」と連絡を入れた。blogやmixiにはまだ未確定だったので、ひょっとしたらそうかもしれない旨の書き込みをした。翌11月16日。
めざましテレビは報道していなかった。店に着くなり新聞に目を通すが記事にもなっていなかった。同姓同名の別人だったのかなぁと胸をなでおろした。
が、
11時35分。
TBSの報道クルーが店に現れた。
息つく暇もなく民放各社と新聞雑誌各メディアが店に殺到してきた。
やはり三田佳子さんの息子だったのだ。
激しく動揺しながらも本部とオーナーに連絡を入れ、その傍ら11時39分僕はmixiに友人相手のみの書き込みをした。
「三田佳子の息子捕まえちゃった。 テレビ来ちゃったよ。」とだけ。
そして、悪夢が始まった。
昼ピークと各社報道が殺到したため、店舗は大混乱に陥った。通報者の僕は当日2時からのワイドショー取材をしている人たちに囲まれ、業務に著しい支障が発生した。mixi日記へのコメントは通常では考えられないほどの量だった。
しかし、本部からは一切の取材を受けてはいけないと緘口令が敷かれたため、泣く泣くその日記を削除し、しつっこく、本当にしつっこく聞いてくるワイドショー取材もすべてお断りした(そのせいで一部事実と違う報道が出ているわけです)。精神的に本当に苦しい一日になった。
午後10時。
僕の仕事は終了。
電車で帰る気力も失せた僕はタクシーの中ワンセグでテレビを見た。

三田佳子さんが泣いていた。
僕はものすごくいたたまれない気持ちになった。
決してぼくは悪いことをしていないはずなのに、僕が「こいつだーー!!!」と息子を指差した事でこの人は公衆の面前で泣いている。
これからの生活に大きな影響を与えてしまった事にもなる。自分の行為がこんなに影響を及ぼすとは夢にも思っていなかった。
辛かった。
そして尚の事息子に腹が立った。出てきたらぶっとばしてやりたくなった。
この大バカヤロー!!
親を泣かすんぢゃねぇ!!!

