今回は、中部地方の工務店様です。
今回の工務店様は、もともと地元の大工として創業し、かれこれ3代目になる社長様とお話させていただきました。地元では有力工務店で、このエリアのほとんどがこの工務店で施工しているようでした。
確かに、施工物件を見せていただくと、大工の腕がピカイチだと思う物件ばかり。。。
開口一番、社長は、
「もう、SE構法をやろうと思ってるんだよ!」
“え~?!いきなり!(笑)。
でも、大工さんの技術を売りにしている工務店様は、自社の技術に自信をもっていらっしゃるから
普通は、まずSE構法なんていらない!くらいの勢いなのになあ”
と内心思ってしまったので、
そこで、素朴に聞いてみました。
「物件をみせていただくと、非常に腕のいい大工さんがいらっしゃるから、構造躯体も大工さんで充分なんじゃないですか?」
すると、社長は、
「確かにうちの大工は腕がいいよ。いまのままでも、家づくりに関してはどこにも負けないと思っている。
でも、最近のお客様は、構造にも気にするようになってきている。
そうすると、うちの技術は確かだけど、実施に説明するとなると、実績と信頼しか話せないんだよね。
お客様に”うちはこの大工にまかせるから安心です!”といっても、いまのお客様は納得しなくなってきた。
それもこれも、一部の工務店が、いろんなわるさしたからだよね。やりにくい世の中になったよ。」
“なるほど!そういう流れもあるんだ” そこでもうひとつ。
「SE構法にすると、現場でのキザミとかなくなったり、建て方も期間短縮されるので大工さんはいやがるのではないですか?」
と聞いてみると、
「それは確かにそうなんだ。でもね、いろいろと考えていくと、実はこのエリアに5~6社しか工務店がないんだよね。個人で大工をしてるのも含めて、それで、その5~6社は、すべてうちの会社から独立した人たちなんだ。
そうすると、きがつくと同じ技術をもったひとが、5~6社で競争している。そこに、ローコストのハウスメーカーがくると、そっちにとられる。このエリアは約300世帯あるけど、そんな小さいエリアにもハウスメーカーがきてるんだよ。それって、これから住宅着工が少なくなるのに、そんな同門で競争しててもしかたないからね。
だから、SE構法をしようと決断したんだ。」
“???” もうすこし聞いてみると、
「だから、うちは腕のいい大工がいるから、その技術は内装、お客さんがみえる部分に最大限活かそうとおもっているんだ。確かに構造もキザミでできるけど、それではお客が納得しない。でも、内装で活かしてもらえれば最大限に技術が活かすことができる。目に見えるかたちで。
そうすると、5~6社いる同門の工務店や大工とまた一緒に仕事ができることになると思ってね。
だから、構造躯体はSE構法!それで、このエリアを攻めたいんだよね。
これからは、リフォームが大きなマーケットになる。だから、内装に大工の技術を活かせれば、さらに受注にもなる。という循環ができれば、またいい地元工務店での家づくりができないかなと思っています。
だから、SE構法に決めた!」
ほんとにありがたい言葉です。
でも、確かに「スケルトン&インフィル」を推奨しているSE構法、明確に構造については説明できるSE構法。
いままで、大工さんは自社で建てるから、SE構法はあまり必要ないのかな と自分でも思っていましたが、
<大工さんの本当の技術を活かすため>にSE構法を活用いただけたら、
本当にうれしい限りです。
「SE構法と腕のいい大工が創る家」
なんか勝手に自分でもワクワク家になりそうだと思ってしまいました。