第21話 ポカリスエット
「聞こえるのか?」
ドレッドは、確かそういった気がする。
距離にして50メートル程度離れている。
チェンチョンは、喧嘩に向いていない。
さて、どうしたものかと頭をかいていると、ドレッドは砂をさわりながら、ゆっくりと近づいて来た。
喧嘩に理由は、要らなかった。
ドレッドが何を狙っているかは、わからないが、チェンチョンを巻き込みたくなかった。
「ポカリスエット飲みたくなっちゃったよ。悪いんだけど、チェンチョン、買ってきてくれないか?」
チェンチョンは、察したようだ。
「急いだら駄目だよ。走らずに、こちらを見ないで行ってくれ。」
チェンチョンは、額から嫌な汗をかいている。
「後で会おう。俺は大丈夫だから、さぁ行ってくれ」
チェンチョンが荷物を持って歩み始めたタイミングで、ドレッドが座った俺の真正面に来た。
細いドレッド、白い肌、デカい体にキズは見えない。
ドレッドは、手に握っていた砂を、俺の前で、パンパンパンとはたいた。
目潰しで、かけられるかと思った俺は、確か拍子抜けしたと思う。
「あのさ、声かけてんだから、無視すんじゃねぇよ」
「悪いな。ワックス塗るのに夢中になっちゃってね。」
「次、やったら殺すから。お前、タバコ持ってる?」
俺は立ち上がって、ドレッドの顎にアッパーを喰らわした。
あて所が悪かったか、殴った俺の手も痛かった。
膝から倒れたドレッドの顔に、肘を入れた。
これも当たり所が悪くて、ドレッドの歯に当たり、俺の肘もスパンと切れた。
連中が二人、こっちに走ってきた。
ドレッドは、確かそういった気がする。
距離にして50メートル程度離れている。
チェンチョンは、喧嘩に向いていない。
さて、どうしたものかと頭をかいていると、ドレッドは砂をさわりながら、ゆっくりと近づいて来た。
喧嘩に理由は、要らなかった。
ドレッドが何を狙っているかは、わからないが、チェンチョンを巻き込みたくなかった。
「ポカリスエット飲みたくなっちゃったよ。悪いんだけど、チェンチョン、買ってきてくれないか?」
チェンチョンは、察したようだ。
「急いだら駄目だよ。走らずに、こちらを見ないで行ってくれ。」
チェンチョンは、額から嫌な汗をかいている。
「後で会おう。俺は大丈夫だから、さぁ行ってくれ」
チェンチョンが荷物を持って歩み始めたタイミングで、ドレッドが座った俺の真正面に来た。
細いドレッド、白い肌、デカい体にキズは見えない。
ドレッドは、手に握っていた砂を、俺の前で、パンパンパンとはたいた。
目潰しで、かけられるかと思った俺は、確か拍子抜けしたと思う。
「あのさ、声かけてんだから、無視すんじゃねぇよ」
「悪いな。ワックス塗るのに夢中になっちゃってね。」
「次、やったら殺すから。お前、タバコ持ってる?」
俺は立ち上がって、ドレッドの顎にアッパーを喰らわした。
あて所が悪かったか、殴った俺の手も痛かった。
膝から倒れたドレッドの顔に、肘を入れた。
これも当たり所が悪くて、ドレッドの歯に当たり、俺の肘もスパンと切れた。
連中が二人、こっちに走ってきた。