こんにちは。


今日は問題文の構造化についてです。


構造化というと皆さんはどんなイメージでしょうか。


私の場合、昔、コードを書いていたので、構造化プログラミングのイメージがあります。


  プログラミングにおける構造化


 35年くらい前に構造化プログラミングと言うことばがありました。


 当時はC言語で構造化プログラミングしましょうというのが大きな流れでした。


 データとアルゴリズムを考えて、C言語で構造化されたコードを書くと言うものです。


 C言語は自由度が高い反面、可読性が悪いコードを書くこともできます。


 要件定義、設計、製造、試験、出荷後には保守が待ち受けていますが、可読性の低いコードはバグ取りや機能追加がやり辛いため保守が面倒くさくなります。


 このため、設計から製造にかけて構造化されたコードを製造することが求められていました。


 例えば、共通的な処理を行う場合、C言語で関数を作成して、さまざまなプロセスから関数を呼び出すように作り込みます。


 具体的には、データベースやファイルや共有メモリへのアクセス処理を共通関数化します。


  午後Ⅰは構造化された文書だった


 前置きが長くなりましたが、プログラミングと同じように文書も構造化できるようです。



 ここ数日、ITサービスマネージャ午後Ⅰ過去問を解き直していたのですが、H30問3の問題文がきれいに構造化されていることに気がつきました。(多分、他の過去問も構造化されているはず)


 三好さんの動画でも構造化の説明がありましたが、実際に過去問を解いて「なるほど」と実感しました。



 H30問3 設問2(1)の解答根拠をgrepしたときに、[タイプ1の比率向上への依頼]のページ18〜19の問題文が綺麗に構造化されていることに気がつきました。


 「S氏が提案した二つの提案は、この文章と対になっているじゃないか。」(順番と構造が同じだ)


 文字で表現するのは難しいのですが、気が付くと


「おー、IPA問題作成チームやるな。すごい。」


と1人で声をあげていました。(笑)


# なぜか上から目線(笑)


 この問題文の構造化について、もっと早く注意を払っていれば、午後Ⅰ解答の精度が変わっていたかもしれません。


#  いつも、タラレバ。(笑)


 ということで、grep構造化の知識で午後Ⅰの改善を行いたいと思います。(改善できるかもという仮説です)


 成果については、残りの過去問を解きながら検証したいと思います。



ではでは。