こんにちは。
今日は、システム監査技術者試験 午後Ⅰの話です。
ようやくR03の午後Ⅰ(3問)を解きました。
ちょっと時間かかりすぎだけど(笑)
答え合わせで気になることがありました。
それは問題文から導出できない設問です。
例えば、R03 問2 設問4 です。
IPAのサイトから引用しています。
設問4
[本調査の計画](4)について,システム基盤に依存する事項に関して監査部が監査しようとしている内容をを,35字以内で述べよ。
IPA解答例
セキュリティ,障害設計などの非機能要件の実現性が検討されていること
採点講評
設問4は,正解率がやや低かった。システムが稼働する基盤が変更になることに伴い,セキュリティ,性能面などの非機能要件の検討を十分に行うことの重要性に気付いて欲しい。
この設問は、問題文から言葉を引用して解答するのが困難な設問です。
なぜならば、解答例にある「セキュリティ」、「障害設計」、「非機能要件」は問題文にはないのです。
「どうやればこんな解答を捻り出せるのか」
問題文にあるヒントは、[本調査の計画](4)と表2 企画段階でのリスク及びコントロール(抜粋)です。
「問題文のヒントだけでは解答例に辿り着けない」
「他にヒントはないのか」
「知識解答型の設問だとしても、どこかにヒントや根拠があるはずだ」
そこで、「システム管理基準」、「システム監査基準」にヒントがないかIPA解答例のキーワードで検索してみました。
結果は以下の通りで、「非機能要件」のキーワードだけヒットしませんでしたが、他のキーワードは全てヒットしました。
システム管理基準(数字は出現回数)
バックアップ 6
リカバリ 1
セキュリティ 9
性能 2
非機能要件 0
システム監査基準(数字は出現回数)
バックアップ 2
リカバリ 0
セキュリティ 10
性能 0
非機能要件 0
ということは、「システム管理基準」及び「システム監査基準」の内容を踏まえて受験してねということなのかもしれない。
「でも変だな。非機能要件というキーワードを根拠もなくIPA解答例に使うはずがない」
ということで、IPAのサイト内で「非機能要件」を検索すると、やっぱり出てきました。
システム構築の上流工程強化(非機能要件グレード)
設問一つで、こんなに時間をかけていては量を消化できないのですが、システム監査技術者試験は広い範囲の知識が必要だなと再認識しました。
知っているか、知らないかの差が大きい。。。
ではでは。