ナチュラルクリニック21
31歳男性 入院期間:2017年5月6日~7月4日
自宅脱ステに限界を感じ入院。退院後もBSCでコントロールしTARC・IgE低下
幼少期よりアトピー性皮膚炎があり、3歳の頃から小児科通院して外用・内服治療を定期的に受けていた。
中学1年で症状が悪化し、メディウムからベリーストロングタイプの外用薬を常用。高校から大学では症状は安定しており、ステロイド外用は一時的な使用で済んでいたが就職後は悪化。3ヶ月に1度皮膚科に通院し、体部はステロイド外用、顔は保湿剤を使用する程度でなんとかコントロールしていた。2年前から飲食店に勤務するようになり、水仕事によって手から症状が悪化。ステロイドで抑制するも効果は不安定であった。
その後は事務職に転職したが、受診2ヶ月前から外食が増加したこともあり、アトピー性皮膚炎は悪化。ステロイド外用の効果が低下したことに伴って、特に下肢の症状が悪化した。食事療法も始めたが改善しないため自宅で脱ステを行い、非ステロイド系消炎剤の外用を使用。
抗アレルギー剤の内服も行うも効果がなく、症状は全身性に拡大した。自宅での脱ステに限界を感じ当院受診。
全身性の重症性アトピー性皮膚炎で発赤、角化が強く、顔は脂漏性変化が生じていた。入院後のBSCの効果は明確であり、TARCは61350というとんでもない高値から、1ヶ月で4290と約1/14まで低下。皮膚の破壊を示すLDHも確実に低下し、好酸球も半分にまで低下した。入院期間はやや短く、退院目標のTARC2000以下は達成できなかったが、退院後は職場復帰し自宅でBSCを継続。
退院から4ヶ月目に外来受診した際には、TARCは2097に低下しIgEも低下してきている。

