たとえば、何かひとつ失敗したり、うまくいかなかったりしただけで、「自分は全てがダメだ!」と考えてしまう人は、たくさんおられます。
その人が生活の中で、実際に何かに失敗すると、「自分の全てがダメだ!」と考え、自信をなくし、イライラし、知らず知らずのうちに暗い表情になります。
そして、そのイライラを家族にぶつけたり、自分の思いにとらわれて、無意識のうちにふさぎ込んだりします。
ちょっとした失敗やうまくいかないことなどは、毎日のようにあります。
そのため、もし、その人が親であれば、その影響で子どもの情緒は不安定になります。
夫婦であれば、相手も嫌な気持ちになったり、心配したりします。
このようにして、「自分は全てがダメだ!」という、たった一つの間違った思考によって、自分自身が苦しみ、さらに家族みんなも苦しみます。
苦しむとそのストレスによって、免疫力も落ちるので、身体の病気にも罹ります。
ですので、間違った思い込みというのは、たった一つであっても、とても有害で、破壊的な影響力をもっています。
心理療法では、本当に全てがダメだという考えが正しいのかどうかを、過去の成功や達成も振り返りながら、じっくりと気持ちをお聴きします。
そうすることで、間違った思い込みは修正され、癒されて治まります。
そうなれば、自分自身がネガティブなその考えから解放されて、楽になります。
さらに、身近な家族や、職場の人も、みんな楽になります。
ですので、間違った思い込みの芽を、一つ一つ摘んで行くことは、自分自身を含めて、みんなが穏やで、幸せな生活を送るうえで、とても大切なことです。
中村カウンセリングルーム
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