医療者のためのコミュニケーション講座、主催の吉良です。


昨日の話の続き。


この話をしたときの反応が、結構いろいろなので、面白い。



そんなの当たり前じゃない、という反応や。
そんなに投げやりな場面は、私はない、とか。


できてるよ!あたりまえだよ!!という反応の方と。


なるほど。すごいね。その質をこんな短時間でつかめるんだ、とか。
そうか、自分の言葉も、相手に伝わってないのかも、とか。


これからの結果に対して、自分が影響できるとする人と。





見事に二手に分かれている。


もちろん他の反応もあってもいいし。
どちらも悪いわけではない。


ただ、この話をしたときに。

皆さんが自分のことにひきあてて、考えてくれるのがすごくうれしい。
こういう風に自分のことを振り返るということは、実はあまり日常ではないので。



もちろん、講座の中では、自分のコミュニケーションを振り返ることで、いろいろなことに気付くということをする。
その結果が、『ありがとうございました~』ですね。




普段自然にやっていること。
そして、できていないときもあるということを感じたり気づいたりすることが、今までと結果に違いを創ったり前進させたりするときに必要なものなのかなと。

だから、この前の講座で、昨日のようなシェアが出たときに。



私自身は、すごくうれしかった。
一人だったら、ガッツポーズまでしてたかも。

もし、スタッフを教育するような立場であったら。
この代わりに『完寿さんに親身になって・・・』とか
『やさしいきもちで・・・』とか。

そういう風な指導しかできなかったと思うし、場合によっては、その人はできない人・やらない人、ちょっと性格が…というような見方をしてしまうことさえあり得る話だから。



でも、違う。
たったこんな短い時間でも。

教えにくい、相手をしっかり含んで伝えるということが、感覚としてつかめたのだから。



ある意味、その人が、大きな既成概念を超えた瞬間。
そういう場に居合わせることができて、幸せです。