ここ最近。

私が院長をしている、きら歯科クリニックの診療体制を、リニューアル中。



2000年6月の開業。
10年になる節目の年。

だからというわけではないのだけれど、何となく閉塞感が漂っているのを感じていたりしていた。




『先生の医院は、従業員みんなと自由に話せる環境はありますか?』
ちょうど6ヶ月くらい前。
コーチの藤田さんに言われたことがあり、その時には、十分話せる環境を整えているという自負があったので、問題ないとしていたけど。



ここ最近、私自身のコミュニケーションに対してのセンスが上がったためか。
いろいろな観点で物事が見えるようになっていて。

この”何でも話せる場”というのも、実際には、”話しづらいかもしれない場”なのかも、ということに気がついた。




そこで、週に一回のミーティングの時に。
その”何でも話せる場”を創るための話し合いをした。



今までにも、他の病院に比べれば十分話せていたけど、改めて思うと、なんだか話しにくいところがあったり、うまく機能していないということがあったり。
その時に、自然と病院の意図・方向性は何かということも話の中で湧いてきて。
改めて、そこからもう一度深く、全員で話し合いをした。



たった1時間くらいのミーティングだったけれど、終わった時には、今までにないくらいスタッフ同士の一体感が出たという感触があって。


実際に、その後の診療では。

いつもどおりに患者さんと接しているのだけれど、話しやすい”場”になったようで、患者さんも自然と今まで以上に深いコミュニケーションが取れるようになっていた。



『何でも話せる環境はありますか?』という藤田コーチの問いかけの意味が、やっとわかった気がする。