うちの実家は「北の国から」をみんなで見る家庭だった。

中畑のおじさんは、なんかいつもゴロウさんの肩を叩いてた気がする。
背中を丸めて何か言おうとしてるゴロウさんを、だいじょぶだよゴロウちゃーん!なんて言って。

今思い出すと、ゴロウさんは中畑のおじさんに救われていた部分がかなり大きかったと思う。



あれから何年もたって、そんな事は思い出しもせず、ちいさんぽを好きになった。

何がいいって、地井さんが街の人と話してる時に、一気に距離を縮めようとする瞬間が面白いんだ。



あ、今だな、ってすぐ分かる。
相手も、ちょっとびっくりしたりする。

で、だいたい最後はボディータッチしてる。
来られた人が、親戚が来たような感じと言うのは何となく分かる気がする。



そんなだから、ちいさんぽで行った場所はひとつも覚えてない。
残念ながら、地井さんの事しか覚えてません。
あと、地井さんの書いた子供みたいな絵。



あ、ダウンタウンの番組に出たのは、全然知らなかった。あれ、見たかったなあ。



報道を見てると、まだまだやりたい事があったように見える。
そりゃそうだよな。

やりたい事があろうがお構いなしに、やってくるもんなんだよな。
残された方は大変だよ。
ほんと。



いなくなると、自分の中での存在の大きさに気付く。
生きてるうちに気付かないとダメだよ。

日々の忙しさに流されてる場合じゃないよ。