第5話:「損益計算書を概観する」 | 日刊工業新聞ビジネスリーダーズアカデミーのブログ

第5話:「損益計算書を概観する」

こんにちは

NBLA講師のホリコンこと堀内智彦です。




人件費検討の途中ですが、ここで大阪府株式会社の損益を確認してみましょう。




大阪府株式会社の損益計算書(平成18年度、百万円)


売上高(収入項目) 1,991,859

人にかかるコスト  1,221,833

物にかかるコスト    292,373

移転支出的コスト    790,601

その他のコスト     105,508(行政コスト計2,410,315)

経常利益(差引)   △418,456(約4,184億円の赤字!!!)


赤字が何と4,184億円!これは金額的にもすごいのですが、さらに(赤字)利益率でいうと、△21%です!!!




(この「△21%という赤字率」も計算書には書いてない!!!!!!!)


これは資本力に余裕がない民間企業なら、即倒産という数値です!。


たとえば、年商10億円の企業が、
単年度に2億円の赤字を出したら、
ほとんど経営破たんするでしょう!?


通常活動している民間企業が赤字に転落する場合、
外部的に異常な環境の激変がなければ、
赤字がではじめた年は、
せいぜい売上の5%~8%程度です。




その理由は、上場企業で業績の安定している会社でも、
経常利益率(売上に対する利益で、
税金を控除する前の利益)は
せいぜい6%~10%程度ですから、
業績不振でトントン=利益=0




次の年度にマイナスに転落しても、
赤字率が5~8%と考えますので、
いきなり△20%にはならないということです!。



いくら地方公共団体が非営利といっても、
このような赤字を出し続けていれば
経営破たん
するのは間違いありません。

では、何故大阪府株式会社はまだつぶれていないのか?





それを検証するのは、やはり「ストックとフロー」両面から検討しなければなりません。



ストック=資産・負債を把握すること。ストックを沢山もっている個人=お金持ち・資産家です。


フロー=1年間にいくら稼いだか?、フローが一番多い個人=所得番付にのっている人です。




⇒つづく