夜明け前。 -509ページ目

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胸を苦しめたり、凹んだり、ましてや涙なんか流してる暇は君にはないはずだ。

そんな暇があるんだったら、先の事をもっともっと考えなくちゃ。

自分が思っているよりも、時間はきっと速く過ぎていく。

感傷に浸ってる場合ではないのだよ。

やるべき事はたったひとつ。そう、わかってるじゃないか。








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5DAYS

僕に残されたのは残り5日という期限だ。

数年築き上げた大きな荷物と、大切な人達。

僕の頭の中にある沢山の引き出しの整理をフル回転で整理しなくちゃならない。

そしてまた新しい引き出しを作って、そこに詰め込まなくちゃ。








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君と行こうかなんて考えてた東京ディズニーランドのチケット

手帳を開く度に僕の胸を締め付ける。

叶わない約束を叶う約束に変えようと一生懸命だった頃の僕の結晶だ。

三枚のチケットは、仕事中の打ち合わせの真顔な僕の事も

昼飯を食ってる穏やかな僕の事も

酒を飲みながら話に夢中になる僕の事も知ってるんだ。

使用期限が来てしまう前に、処分をしようか、それとも誰かに贈ろうか。

結局答えは決まった。

使用期限が過ぎてしまったとしても、このまま手帳に挟んで置こう。

ついでに、君の街行きの新幹線のチケットも記念に挟んで置こうかな。